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2006年6月12日 (月)

サイレントギター

数年前に買ったサイレントギター(YAMAHA製)を引っ張り出してきた。デザインに負けて衝動的にゲットしたっきり、ほとんどお蔵入りの品。ここ数年は自バンドの曲以外、ギターを弾くことなんてなかったんだけど、人の曲をやるにはちょっとくらい練習しなきゃ!と思い(珍しい...)、夜中の練習用にセットアップ。

実はサイレントものの楽器ってちょっと小バカにしてたんだけど、これがどうよ? 確かに音質・音色という意味ではメインで使ってるアコギ(Lowden)とは比べ物になんない。ちなみに、Lowden は買った当時に著名なピックアップエンジニア(?)に十数万で専用のピックアップシステムを取り付けて貰っている。確かに良い音だ。あたかもウィリアム・アッカーマンが弾いてるかのようなすんばらしい音がする。あの頃は確かにこの音が好きだった。いや、今でも素晴らしいシステムだと思う。

が、だ。そのピックアップシステムを通して聴こえてきた、高域の艶やかな純度の高い音が、かえって耳障りでウザイのだ。一言でいえば人工臭い。良い音なんだけど、好きな音ではなくなってしまっている。ましてや歌の伴奏として使おうとすると、音立ちが良すぎて伴奏にならない。確かに、単なるコードアルペジオとかストロークなんて無縁だった頃に志向していた音だ。Lowden の生音は今でも最高に好きだし、これより欲しいと思うアコギは今のところない。しかし、ピックアップで電気信号に変えてエフェクター通すという処理を行った時点で音のキャラクターは否応なく変わってしまう。

キーワードは「ピックアップ」。エアーマイクで録れば良いじゃん?と言われてしまえばそれまでだが、歌バンでのライヴやらリハでの都合を考えるとやっぱりエアーマイクよりピックアップに頼ってしまう。そこで「生の音質」という考えを割り切ったところで、サイレントの存在を思い出して(持っていることすら忘れていた)プラグインしてみる。

ありゃ~、結構いいじゃん?、使えるじゃん? しかも軽いしコンパクトだし、なんてコンビニエンス(悪い意味で言ってるのではないよ)なんだ! 少なくとも、モニターから出て来る音に関しては、値段が数倍する Ova○on よりも好きだな。YAMAHAの楽器をちょっと見直す...

やはり餅は餅屋と言ったところか...。自バンド(T's color)の曲以外では、しばらくはサイレントくんとの付き合いが深まりそうだ。

...もっとも、レコーディングで使う気はまったくないけどね?!

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