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2006年8月10日 (木)

人生、次の転換ポイント

今週月曜、思わぬ電話が入った。

実家(大阪)の親父が下血して入院したらしい。末期の食道がん。おそらくあと数ヶ月...。嫁と子供は海外だし、自分は上海から帰って、なんちゃってシングルの時間をほけほけと過ごしていた最中、一気に状況が変わった。

俺とは正反対の頑固職人気質。病に対しては用心深いが強気なので、いつか入院するような事があったら、そう長くはない状況になるだろうという覚悟は前々からしていたのだが、67歳、思ったより早くその日が来てしまった。ヤクザのような(?)外見&性分とは裏腹に、メンタルは脆く、不意打ちにことのほか弱い。さぞ凹んでいることだろう。

他人事としてはそういう末期がん患者に対するケアの話はあれこれ聞いていたが、実際、自分の身に降りかかると本人に会ってなんと声を掛けて良いものやら...

残されたあと数ヶ月の命。自分が亡くなった後のことは心配しなくて良いから、残された少ない時間を有意義に過ごして欲しいと願うしかない。

俺らの歳ともなると、今まで自分が頼ってきた上の世代が徐々に欠けてゆく。こと親の死というのは、結婚や子供の誕生と同じく、人生の大きな転換ポイントになるような気がするな。

明日、久々に気の重い帰省になるが、皆で乗り越える、いや、受け止める状況を作らなければ...

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コメント

こんばんは。
同じ世代の人間としてお察しします。
僕のところは両親ともに元気でいてくれてますが、やはり「いつ、その時が来てしまうのか」と、ふと考える時があります。
皆がいつかは通らなくてはいけない道なんでしょうが、これほど受け入れがたいことはないですね・・・
気の利いたコトバはかけられませんが気を落とさず前を見据えてがんばってください。応援しています!

yabaさん >

ありがとうございます。私自身や妹は意外なほど冷静に受け止めているんですが、やはり母親はそうもいかないようです。親父も元祖ワーカーホリックのような人なので、何もすることのない病室で何を考えているんだろう?...と思うとつらいですね。

僕らの親父世代は、仕事が大好きというか、とにかくよく働いていたイメージが強いですね。そしてよく働く人ほど病院嫌いのような・・・僕の親父もそうでした。一度ストレスで体調を崩して、生涯初の入院をした時は本当さびしそうだった。

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