3度目の12弦
富士山から帰ってきて以来、どうも体の調子がおかしい。まず、1日中眠い。そして体が重くてヨレヨレ。一緒に行った連中はどうなんだろうか?
まぁ、それはおいといて...。どうもここ最近、12弦ギターが気になる。
ギターを弾く人なら1度は興味を持つと思うけど、事実、俺も過去に2度所有したことがある。最初はK.Yairi(厳密にはAlvarez Yairi)、そして Ovation。大抵の人が12弦ギターを買っても手放すことが多い。それは物理的な弾きにくさと、ストローク以外でのサウンド的な扱いずらさ、そして何よりチューニングの面倒さ。かく言う俺もレコーディングで使ったとき以外、ほとんど弾かないまま人に譲った(返した?)記憶がある。
今回は3度目の正直? まだ(!)12弦ギターそのものには手を出していないが、やたらと気になる。
先週、実家でたまたま見た歌番組が興味に拍車をかけた。日本で12弦ギターと言えばこの人、海援隊の千葉和臣さん。そして俺の人生を変えたと言っても過言ではない曲、『ガンダーラ』で12弦ギターを弾くゴダイゴの浅野孝己さん(実は俺が12弦ギターを知ったのはこの曲でなのだ。ホテカリではない!)。この2人が同じ番組に出ていたのだから、もう釘付け!
(そう、白状しよう。プロフィール的にはバロック音楽だのハードロックだのニューエイジだの雅楽だのあれこれ書いているが、俺が音楽を志す原点はニューミュージックなのだ!)
世界的に見れば(細かい説明は省くよ!)、12弦ギターと言えばまずは何をおいても Leo Kottke だろう。伴奏楽器だった12弦ギターを極上のインストルメンタル音楽の域にまで高めた人だ。そして1940年代に活躍したブルースの大御所 Blind Willie McTell。さらに同じ頃(少し前か?)には、極悪非道というか実際に何度も殺人事件を犯している異端のブルースマン Leadbelly がいる。アメリカンフォークの世界では、バンジョーを弾く姿の方が見慣れている人も多いだろうけど、Pete Seeger も12弦ギターを良くフィーチャーしていた。
この4人のことは前々から知っていたが、何気にネットで調べたら12弦ギターを中心に活動している人は他にも色々いるようだ。
クラシックギターの世界で12弦ギターを中心に活動している Jason Kessler、これまたブルースの Paul Geremia。そして Pete Seeger
と同じくバンジョーと12弦ギターに加え、Rickenbackerをも使いこなすフォークシンガー Roger McGuinn などなど。
名前を知ったからには音を聴きたくなるのが人情ってもん...
・Leo Kottke (レオ・コッケ)
・Blind Willie McTell (ブラインド・ウィリー・マクテル)
・Leadbelly (レッドベリー)
・Pete Seeger (ピート・シーガー)
・Jason Kessler (ジェイソン・ケスラー)
・Paul Geremia (ポール・ジェレミア)
・Roger McGuinn (ロジャー・マッギン)
以上7名のCDを一気に買ってしまった! 感想はいずれここで書くね。
う~ん、また冬の戦費が減ってしまった。 トホホ...
« 無念!@富士山 | トップページ | まだいた... »
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
大昔12弦持ってました。
ヤマハだったかなあ・・・
あの奥行き感っていうか、宇宙っぽい広がりは血行が良くなる感じがします(笑)
ちなみに6弦は、茶木でした。
今はともだちが持ってる。
またギター弾こうかな~。
そういえば、ここ数日ブルースを聴いてます。
今日は、バディ・ガイにどっぷりでした。
投稿: おっちゃん | 2006年8月23日 (水) 21時42分
Blind Willie McTellのVHSお買い上げありがとうございます(笑)!
この間ステファンの12弦(フランクリン)の調整をやったとき
1音半下げのC#にしていました。師匠もこのキーなんですが、12弦ってのは6弦と同じにチューニングするものと思ってたんですが、テンションの問題から下げてチューニングするのが一般的だそうです。たしかに通常のチューニングだときついですよね。
投稿: KEN | 2006年8月23日 (水) 22時04分
おっちゃん >
おー、おっちゃんが12弦を弾いていたとは! 多彩ですねー。
12弦って、ストロークで弾いたときのズワンとくる右手の抵抗感が好きなんですよね。俺も茶木のガットギターを持ってますよ。
おっちゃんって、ブルーグラスでフラットマンドリンとかやるとカッコ良さそー!
KENさん >
あはは、バレてましたか。あんまり安かったんでつい。ところでワケアリのワケって??
チューニングの音下げ、俺も長い間知らなかったんですよ。人によっては6弦をCまで落とすみたいですね。そんなこと知らなかった昔、6弦と同じチューニングでレコーディングして、えらい苦労した覚えがあります。
ふむ、俺も師匠のところに12弦の極意を教えて貰いに行こうかな? 15年くらい前のレッスンチケット、まだ2回分あるんですが使えます?
投稿: ZOW | 2006年8月23日 (水) 23時18分
あらま、高校の時ブルーグラスのバンドでバンジョー弾きましたよ。
クラブ(陸上部)の顧問の先生がブルーグラスバンド組んでたんだけど、バンジョーの人が怪我しちゃって、ライブの日程が決まってたんでぼくが1ヶ月くらい特訓させられて弾いたんです。
フォギーマウンテン ブレイクダウンともう一曲はバンジョーの曲なんで、その2曲特訓して、あとは適当に弾いてた(笑)
付け焼刃にしては上手く弾けたけど、そういうのってすぐ出来なくなるんですね~。
ぼくの居たバンドはブルースやってたんで、12弦でボトルネックでブルース弾いたりもしました。
チューニング難しかったですね。すぐ狂っちゃうし。
でもピシッと出ると、じゃら~んってやっただけでもゾワゾワ~って来る感じがします。 また弾きたいなあ。
今日は横浜に行きながら、ハウリンウルフ聞いてました。
投稿: おっちゃん | 2006年8月25日 (金) 00時04分
おっちゃん >
バンジョー姿、めっちゃ見たい。やっぱりおっちゃんって、若い頃からアメリカンな奴だったんですね!!
しっかし、シブイのばっか聴いてますねー...
投稿: ZOW | 2006年8月25日 (金) 02時01分