...というわけで、今シーズンの〆に鹿島槍へ。
しかし、到着して唖然。いくら1番低いベース部分(中綱側)とはいえ、3月にこんなの見たことない! と、まずは今シーズンの終わりを実感。
上に行ってもいつもゲートを張ってるバーンは無惨な姿。土曜なのに人も少なめ。
いつも思うけど、雪のないゲレンデの風景ってすごい。良くこんなとこを滑ってるなぁ?と思う。
鹿島槍で1番上部になるとこ(第5リフト側)はまだ雪があるので、そこにゲートを張っていました。この場所でゲートに入るのは初めてなんだけど、左側にオーバーランすると谷側に落ちていくというなかなかスリルのあるコースセット。事実、俺も1度落ちかけ、ビュ~ンと飛んでいった人もいました (^^;
ほとんどまともにゲートトレーニングができなかった今シーズン、順位はともかく、自分的には気持ち良くクリアできたので、何気にスッキリとシーズンを終えることが出来た感じでした。
そして昼食後、ゲートに戻る皆とは反対方向に1人で行き、密かなチャレンジ。
鹿島槍、水曜まで 2007 FIS Snowboard SBX が行われており、大会で作られた FIS 公認のクロスコースが残されていたのだ。FIS/SAJ 公認 ...ということは、コースセットそのものは世界大会並じゃん!ってことで、何事も経験...と、無謀にもトライしてみた。
他に誰も滑ってないことをチェックして、スタート台に登って“さぁ行くぞ!”...と思いきや...まず後悔。こ、こ、怖いっ! 当たり前だが、最近のスキー場に良くある常設のクロスコースとは明らかにワケが違う。
ハーフパイプのリップのようなスタートセット。しかし、そこで減速しようものなら次のセクションに登れない! 案の定、登り切れなくて、恥を忍んでプチ・ハイクアップ。その後も高くて間隔の短いウェーブやらキュイーンなバンク。さらに怖いのが、雪のコンディションが悪くなっているのでところどころシャバ雪の雪だまり。キッカー(テーブルトップ)もでかい!
あたふたしながらも後半のセクションまで辿り着いたのだが、そこでやっちまった。バンクからテーブルトップへの進入なのだが、キッカー経験のほとんどない俺にこのスピードでの突入はヤバイ!と思い、ズラして減速しようとした。が、この時に付けていた板はGS計測の後だったので188cmのロングボード。
それが災いして、ノーズが雪だまりに刺さって久々の縦回転で転倒! 初めに右膝に“グギッ”と来て、あとはゴロンゴロン。こういうひどいコケ方をした時って、走馬燈が流れるように妙に時間がゆっくりなのよね。転びながらも“骨が折れるほどの衝撃ではないな”とか“Burnerのテールが折れないように転ばなきゃ!”とか色々なことが頭を流れる。
しばらくは膝が痛くて動けなかったけど、なんとか直滑るくらいはできたので、そのままレストハウスへ。結局、軽~い捻挫というか、筋を捻った感じ。その後、休憩してまたゲートに入れたから大丈夫かな?
今現在、ちょっと腫れてて、膝が前じゃなく外側に開き気味。4年前にちょうど剥離骨折したところなので、大事を取って今シーズンは実質終了です。案外、諦めがついて良かったかも? (^^;
SBX(スノーボードクロス)コース、面白さと怖さが同居していて、技術が伴えば楽しいだろうな。が、少なくともあの中で人と競い合う気にはなれません!
FIS のSBXコースにスタート台から入るという無謀さに加え、188cmのロングボードで入るという2重の無謀さを周りに笑われたが、今シーズンも大怪我なく終わって、良かった良かった。
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