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2007年3月の10件の記事

2007年3月30日 (金)

はなまつり

雪山シーズンも終わり、しばし呆けた後、いよいよ音楽モードへ復帰する季節?!

例年、復帰第一弾のコンサートとなる経王寺(新宿)の『はなまつり』が4/14(土)に行われます。「はなまつり」とはお釈迦様の誕生日を祝う法会の1つ。従来は雅楽と聲明と腹十二分目まで(?)味わって頂く企画だったのですが、昨年から雅楽関係を私が仕切ることになり、趣向を変えつつあります。

Hanamatsuri2007内容を4年完結の企画としてお釈迦様をテーマにした物語(語り)にしました。そこに雅楽と聲明を添える演出。

2年目となる今年は「母と子」をテーマにした切り口でお届けします。

雪山では有り得ない俺の姿を見たい方は是非どうぞ!

◆とき 平成19年4月14日(土)
◆開演時間 午後3時(開場午後2時30分)
◆場所 経王寺本堂
◆料金 (献灯・献花料) 2000円
※当日希望者様にはなまつり祈祷御札授与
◆申し込み方法 住所・氏名・枚数を下記にメール。
hanamatsuri@office430.jp
◆出演 【聲明】
互井観章・高橋顗鳳・金子朋史 他
【雅楽】
田渕勝彦・八木千暁・中田太三 他
【舞楽】
太田豊
【語り】
北原久仁香・田中裕太郎
【脚本・演出】
高橋郁子
◆演目 大樹釈尊~母と子~
聲明:道場偈 咒讃 初伽陀 他
舞楽:甘州
管絃:壱越調調子 迦陵頻 他

2007年3月25日 (日)

おそろしや~(FIS SBX コース)

Imgp1634 ...というわけで、今シーズンの〆に鹿島槍へ。

しかし、到着して唖然。いくら1番低いベース部分(中綱側)とはいえ、3月にこんなの見たことない! と、まずは今シーズンの終わりを実感。

Imgp1639 上に行ってもいつもゲートを張ってるバーンは無惨な姿。土曜なのに人も少なめ。

いつも思うけど、雪のないゲレンデの風景ってすごい。良くこんなとこを滑ってるなぁ?と思う。


Imgp1637 鹿島槍で1番上部になるとこ(第5リフト側)はまだ雪があるので、そこにゲートを張っていました。この場所でゲートに入るのは初めてなんだけど、左側にオーバーランすると谷側に落ちていくというなかなかスリルのあるコースセット。事実、俺も1度落ちかけ、ビュ~ンと飛んでいった人もいました (^^;

ほとんどまともにゲートトレーニングができなかった今シーズン、順位はともかく、自分的には気持ち良くクリアできたので、何気にスッキリとシーズンを終えることが出来た感じでした。


そして昼食後、ゲートに戻る皆とは反対方向に1人で行き、密かなチャレンジ。

鹿島槍、水曜まで 2007 FIS Snowboard SBX が行われており、大会で作られた FIS 公認のクロスコースが残されていたのだ。FIS/SAJ 公認 ...ということは、コースセットそのものは世界大会並じゃん!ってことで、何事も経験...と、無謀にもトライしてみた。

Imgp1640 他に誰も滑ってないことをチェックして、スタート台に登って“さぁ行くぞ!”...と思いきや...まず後悔。こ、こ、怖いっ! 当たり前だが、最近のスキー場に良くある常設のクロスコースとは明らかにワケが違う。

ハーフパイプのリップのようなスタートセット。しかし、そこで減速しようものなら次のセクションに登れない! 案の定、登り切れなくて、恥を忍んでプチ・ハイクアップ。その後も高くて間隔の短いウェーブやらキュイーンなバンク。さらに怖いのが、雪のコンディションが悪くなっているのでところどころシャバ雪の雪だまり。キッカー(テーブルトップ)もでかい!

あたふたしながらも後半のセクションまで辿り着いたのだが、そこでやっちまった。バンクからテーブルトップへの進入なのだが、キッカー経験のほとんどない俺にこのスピードでの突入はヤバイ!と思い、ズラして減速しようとした。が、この時に付けていた板はGS計測の後だったので188cmのロングボード。

それが災いして、ノーズが雪だまりに刺さって久々の縦回転で転倒! 初めに右膝に“グギッ”と来て、あとはゴロンゴロン。こういうひどいコケ方をした時って、走馬燈が流れるように妙に時間がゆっくりなのよね。転びながらも“骨が折れるほどの衝撃ではないな”とか“Burnerのテールが折れないように転ばなきゃ!”とか色々なことが頭を流れる。

しばらくは膝が痛くて動けなかったけど、なんとか直滑るくらいはできたので、そのままレストハウスへ。結局、軽~い捻挫というか、筋を捻った感じ。その後、休憩してまたゲートに入れたから大丈夫かな?

今現在、ちょっと腫れてて、膝が前じゃなく外側に開き気味。4年前にちょうど剥離骨折したところなので、大事を取って今シーズンは実質終了です。案外、諦めがついて良かったかも? (^^;

SBX(スノーボードクロス)コース、面白さと怖さが同居していて、技術が伴えば楽しいだろうな。が、少なくともあの中で人と競い合う気にはなれません!

FIS のSBXコースにスタート台から入るという無謀さに加え、188cmのロングボードで入るという2重の無謀さを周りに笑われたが、今シーズンも大怪我なく終わって、良かった良かった。

2007年3月23日 (金)

納会

明日はいよいよ上島組の納会。今年はあんまり鹿島槍に行けなかったけど、1シーズン終わったと思うとやっぱり寂しいな。

それにしても、これまた先週から一転、明日の長野県北部の予測気温は13℃。先週までの積雪が融け、しかも午後から雨の予報。終わった...

今シーズンは俺も明日のGS計測会と宴会で店じまいかな?

冬モード店じまいのこの時期、“雪がもうない!”という事実が残存雪欲(?)を諦めさせてくれるというか、案外“ほっ”とするのも本当なんだよな。(^^;

2007年3月21日 (水)

430円

子供と約束していたので銭湯に行った。大阪の実家に帰ったときにはよく行くのだが、家の近所のは行ったことがない。ネットで調べたら、自転車で10分くらいのところにあったので行ってみる。

070321_19380001 八王子の大和田にある「四方の湯」。昔ながらの唐破風っぽい感じが古さ(歴史?)を感じさせる。休日の夕方だというのにすいていて貸し切り状態。混雑しているのは嫌いだが、誰もいないというのもなぁ...

しかし、今や銭湯って430円もするんだ! 子供と合わせて610円。ちょっと驚いてしまった。

小学校2年生まで住んでいた西宮(兵庫県)の家にはお風呂がなかったので、毎日のように銭湯に行っていた。小さいので良くわからなかったが、今思うと、背中一面が刺青のお兄さんや、水商売丸出しのお姉さんなど、色んな人に声を掛けられたり、遊んでもらった記憶がある。お風呂屋の従業員のオバサン達の顔は今でもうっすらと覚えている。

余談だが、その頃の俺は人の顔を「ひらがな」に例えて覚えていた。顔がひらながの「え」に似ている“えオバサン”とか、「わ」に似ているので「わオバサン」とか。何がどう似ていたのか不思議なのだが...

東京に出てきた頃、諸事情あって(!)、新聞奨学生をしながら三畳一間の有る意味、劣悪な住環境に居た。当然、その頃は銭湯通い。東京(荻窪)の銭湯に行って何に驚いたか? 東京の銭湯はお湯が熱い!...ってこと。実際、湯船に入れずに帰ってきたことも何度もあった。

今日の銭湯はそれほどでもなかったが、それでも東京の銭湯が初めての子供は“熱い!”と言っていた。

ゲレンデに行く関係で、各地の“日帰り温泉”的なところには良く行くが、銭湯に行くことは少ない。各地の銭湯事情、ちょっと興味あるなぁ。

070321_19350001 そうそう、これ、懐かしくない? 横に肩位置を調整する大きなハンドルがついたやつ! さらに驚いたのはお金を入れるボックスが「20円」だったこと。昔っぽいのではなく、本当に昔のなんだ!

...などなど、思わずレトロな銭湯だったので、色々と懐かしい想い出に浸りつつ、子供の頃のようにコーヒー牛乳を飲んで帰ってきた。残念なことにラムネは置いてなかったな...

2007年3月19日 (月)

逆戻り

病み上がりの体を叱咤激励して、キャンプのため黒姫へ。

Kurohime04 季節が逆戻りしている。いや、1月と3月が逆転した? 1月・2月の雪不足から一転、今度は3月とは思えない良好な雪のコンディションが続いている。

2週間前、黒姫のスグ裏側の戸隠に行ったとき、今シーズンはもうダメだと思ったのだが、先週の各地の大雪から状況が変わり、このキャンプ中の2日間もず~っと降り続いていた。しかも3月の雪っぽくない!

このキャンプは年齢層をシニアに限定していることもあって、同じ様な年代同士、他のキャンプにはない盛り上がり方をする。昼間のコーチングもさることながら、夜の宴会でも妥協は許されない。(^^; コーチ&スタッフ陣も、コーチ&スタッフとは思えない暴走を見せてくれるので、それも楽しみの1つ。

Kurohime06俺自身、今シーズンはあまりコーチングを受けることもなく好き勝手に滑っていたので、案の定、“イケてるかも?”という錯覚をブチ壊され、如何に“イケてない!”かを思い知らされた。

つーか、決定的に直さなければならないところを実感するのが、いつもシーズン終わり。今の課題をシーズン始まりまで体が覚えてくれていると良いのだが...

 ※諸事情(?)あって携帯電話が土曜(3/24)まで使えません (@@) これを見ている知り合いの方はご注意を...

2007年3月17日 (土)

生ガンダーラ

久々に連日の寝込みモード。今日も寝込んでいたのだが、夕方から“動きたくない!”とゴネる体を叱咤激励して絶対にはずせないコンサートを観に池袋へ!

俺のプロフィールを見た人はご存じだろうが、昔から節操なく色んなジャンルの音楽を聴いてはいるが、人生を変えられてしまったかも知れない!とまで思うのは数曲のみ。その中の代表格がゴダイゴの『ガンダーラ』である。

今日はそのゴダイゴのコンサート。「2007 TOKYO 新創世紀」と名付けられたこの企画、詳しくはリンクを見て貰うとして、ゴダイゴに加えてブラスバンドやパイプオルガン,邦楽器,クワイヤ,パントマイムや語りまで加えた大規模な企画なのだ。そのバックで友人が出演することになり、俺も観に行かせてもらうことになった。

内容は書き出すとキリがないのだが、全体が音楽劇風に仕立ててあって、最初から最後まで色々な趣向を凝らした演出でなかなか楽しめた。脚本そのものはもう少し練って欲しいなぁ...と思ったが、ほとんどが「ゴダイゴ」を見に来ている人だと思えば、それはそれで良いのかな?

すごいなぁ~と思ったのは市原悦子さん。ナレーションと言い、語りと言い、登場するときの所作というか雰囲気までが素ん晴らしい!

今回は内容というか、流れからして『ガンダーラ』は聴けないのかな?...と思いきや、アンコールで出た出た!! しかも、30年近く耳から離れることのないあの印象的なイントロのリードを取るのは、浅野さんのギターではなく、な、な、なんと、その友人ではないか!

ぐぅ~っ、美味し過ぎるぜ! >> 丸ちゃん

 

070316_230901 終演後、バックステージパスを貰っていたので楽屋の方へ行ったのだが、慌ただしく撤収している普段は見ないようなPA機器を見物したり、“あー、ミッキーさんだ!(マウスじゃないよ!)”とミーハー的に驚きつつ挨拶したり、友人と少し話して帰ってきた。

このコンサートとは直接関係ないような話だけど、やっぱバンドっていいなぁ~。30年、づーっとやっていたわけでもないし、休眠期間も長かったけど、今また集まって音楽を創ってる。それぞれが培った色々なモノを持ち寄って、再び何かを始める。ここ数年、休眠中の自分のバンドをそろそろ揺り起こそうかな?と思っていたタイミングだったで、改めてそう感じたコンサートなのでした。

では最後に...ゴダイゴの皆さん、雅楽器も良いですよ~。お呼び頂ければ万難排して参上しますゆえ。

...って、篳篥だけ呼ぶなよ!

2007年3月14日 (水)

My 処方箋

昨夜から、急に39℃近い熱が出て動けない。毎冬、一度は高熱を出して寝込むのだが、地球温暖化の影響か今年は3月も半ばになってから訪れた。(んなアホな?!)

高校の頃、ふと思い立って薬断ちをしたので、よほどの事がない限り薬は飲まない。薬を飲まなくなって変わったことと言えば、高熱であろうと関節中が痛かろうが、食欲が減退しないので治ってから体力の衰えがない。正直、38.7℃の今も、トンカツでもカツ丼でも出されれば普段と変わらず食べられる。

070314_120901 薬を飲まない代わりに、体調がひどいときに食すものがある。それがこれ。食感とか味とか色々試した結果、近年はコレが定番。

白菜と白ネギ(大阪では“東京ネギ”という)を細かく刻んで、鰹節を混ぜて、しそドレか味ぽんをかけるだけ。食い終わったら(半玉くらい食べるのだよ)、ヨーグルト一箱(500ml)を一気に食べる。

以上がオリジナルの処方箋。

注意点があるとすれば、どんなにしんどくても自分で作ること! 何故か嫁さんとか人に作って貰うと効きが悪いのだよ。

あ、マネしてかえってお腹をこわしても知りません。

2007年3月 9日 (金)

くるまやま

昨日(木曜日)、数年ぶりに車山に行った。

雪のコンディションはどこも惨憺たるものなので、降雪機が充実してて気温の低い白樺湖周辺の方が楽しめるかも?と思い、Burner188 を持って出陣。

Imgp1616 ご覧の通り積雪は禿げ禿げ状態なのだが、バーンそのもののコンディションは比較的良かった(マシだった?)。日中もシャバシャバになることはなく、むしろ若干アイシーな感じ。少なくともブレーキ雪に悩まされることはなく滑りそのものは良いのだが、逆に硬くって転ぶと痛い!

特にリフト下などの雪は単に凸凹しているだけに見えるのだが、トラバースするのに迂闊に入ったりすると、実は氷と化していて怖ろしい目に合う。いや、合った (^^; 今も止まり損ねて打った右側のお尻と太股が痛い。

トレビヤンコースにスノーボードクロス(SBX)の常設コースがあって、人もいなかったので初めて入ってみた。ゆっくり自分のペースで滑るには面白い。が、ちょっと良い気になって飛ばすと、連続ウェーブで吹っ飛ばされそうになる。

SBXコースってタイムレースなら面白そうだが、こんなとこに4人とか6人で一斉に入って競うなんて、信じられん! まったく、怖いことを考える奴がいたもんだ...

Imgp1627 帰りは白樺湖の温泉に入って、女神湖方面を抜けたのだが、そりゃまぁ綺麗な景色というか夕暮れの空。西の空は太陽が微妙な金色に光っていて、東の空は薄いピンクからブルーへと変わる何とも幽玄な(?)グラデーション。俺の大好きな“逢魔時(おうまがとき)”そのもの!

Imgp1632 この時にカーステでかけていた goldfrapp (CD: Felt Mountain) の気怠~い音楽がこれまたたまらなく合う! というか、goldfrapp の音楽ってこんなに良かったのか!と改めて思えてしまうマッチングだった。

こういった束の間の非日常を味わえるのもスノボの楽しみの1つなのだよ。

2007年3月 6日 (火)

べ~そ

Imgp1592 土日、スキーヤーの友人たちと戸隠に行って来た。2年ぶりかな? ここも御多分に漏れず雪が少なく、宿の近くの中社側ゲレンデは全面クローズ。仕方なく宿のバスで越水側ゲレンデに送って貰う。白馬方面よりはマシな雪だったが、やはり楽しいのは午前中だけ。午後になって気温が上がるとシャバシャバでブレーキ雪になってしまう。

まぁ、今回は自分が滑ると言うよりも、ギルランデから抜けられない子供に今シーズン中に何とかターンをさせようという目論見。バックサイドは問題ないのだが、やはり谷側に背を向けるフロントサイドがぎこちない。

因みに、俺は固い身体と大きなお腹のせいで前向きに起き上がれなかったために、後ろ向きに立ち上がることを先に覚えた。なので、初心者の頃はフロントでのサイドスリップしかできないという、普通の人と逆のパターンだったのだ。

Imgp1611面白いと思ったのは、子供がスノボを始めた頃(2年前)、サイドスリップだけでどんな斜面でもなかなかのスピードで付いて来ていた。コブなんて下手すりゃライン取りを迷ってる俺を尻目に、平気で下に突っ込んでいく子供に負けそうなときもあった。

ところが、身長が伸びて視線が高くなり不安定さが増した上に、転ぶ痛さをわかってきたからか、ビビリが強くなっている。何とか宥めながらご機嫌を取り、怒ったり誉めたりしながらターンっぽいところまでは漕ぎ着けたので、今シーズンは良しとするかね...


Imgp1594 偶然だったのだが、土曜日の夜は宿の前の戸隠神社で「The ベ~そ」というお祭りがあった。“べーそ”というのは、戸隠方言で『酔ったりして悪ふざけをする』という意味らしいが、\200 のコップを買うと日本酒やらワインやらが飲み方という酒好きには美味しいお祭り。

オープニング間際に行って、太鼓の演奏を聴きながらちょっと飲んで帰ってきたのだが、実はその後、忍者ショーやら花火やらあったらしく、ちょいと後悔。


今回、珍しいモノスキーの人を多く見かけたので、リフトで一緒になった人に話をしたら、モノスキーの大会が行われているとのこと。競技人口は50~60人くらいしかいないらしいが、モノスキーの歴史はスノボなんかより遥かに古い歴史あるものなんだそうな。

一見、スノボっぽい感覚なのかな?と思いきや、実際の感覚はスキーに近いらしい。ちょうどスキーの外エッジだけを使って滑る感覚。何があってもパラレル状態だからボーゲンはないとか...、確かに!

『今から始めれば間違いなく日本一になれる!』と子供が言われていたが、果たしてその気になるのかどうか?

何でも自分で作るのが好きな友人がそれを聞いていてピン!ときたらしく、今シーズンで引退させる子供のボードを持って帰った。古いスキーのバインディングをそれに取り付けてモノスキーを作るらしい。

モノスキー大会を見に行ったけど、ショートスキーのようなモノスキーがあったり、着ぐるみで滑ってる人がいたり、なかなかアットホームな感じ(?)で楽しそうだったな。

でもパウダーランならともかく、ハードパックでのスラロームとかは難しそうだなぁ。転ぶとスノボより身動き取れなさそうだし...

2007年3月 2日 (金)

不都合な真実

Ft
http://www.futsugou.jp
http://www.climatecrisis.net/

左サイドバーに前々からバナーを載せてる割には全然見に行けず、やっと昨日行ってきた。

地球温暖化の影響による天変地異の環境映像ドキュメンタリーかと思いきや、基本的にはアル・ゴア氏(米元副大統領/環境問題の論客としても知られている)の温暖化問題についての講演内容のドキュメンタリー。

講演映像として見るには、展開が早過ぎて内容を見落としそうになるのと、字幕を追ってると統計グラフをちゃんと見れなかったりという問題はある。少々プロパガンダじみた表現もあったり、温暖化が顕著に見える統計だけを提示したりで、内容を全面的に支持する気はないが、プレゼンテーション力はさすがのもので、科学的根拠を元にした問題提起映画としては優れていると思う。そもそも“良い映画か否か?”を議論する類の映画ではない。

...アプローチはどうであれ、温暖化が世界的問題であることは事実だからね...

山を切り開いたところに施設を作り、車を連ねて大挙して出向き、エンジンをかけっぱなしで仮眠をとり、雪に硫安を撒きまくり、自然分解しないフッ素系合成ワックスを撒き散らすという、どう考えても地球に厳しく温暖化に貢献(?)してしまっているスノーボーダー/スキーヤーの諸氏は特に見ておくべき映画だと思うな。

極論までいってしまうとウィンタースポーツはやめろ!って話になってしまうのだけれど、だからこそ問題意識をちゃんと持って啓発活動的なアプローチを我々が率先してやらないとダメなんだろうなぁ...改めて思う。

一番の問題は「無知」ではなく「無関心」なのです。(映画中では、『問題は「無知」ではなく「誤解」なのです。』)

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