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2007年7月20日 (金)

気が楽になるライブ?

気楽なライブではない! 気持ちが楽になるライブ。

昨日、盟友(迷友?)さかもちくんの参加しているユニットのライブを見に行った。

3組出演したのだが、正直、それぞれを単独で聴きに行くとなるとちょっとした覚悟が要りそうなバンドばかりなのだが、昨日の場合、この3組が対バンすると言うのがなんとも妙味だった。

変な例えだが、“山海塾”と“吉本新喜劇”と“能”を一遍に見た感じ? もちろんどのバンドもテクニシャン揃いだし、明確なコンセプトの元に構築される音楽なのだが、表現方法があまりに違いすぎて目が回りそうだった?!

最初は大谷能生氏率いる Politico 3s。PCからのシーケンスを軸に、エフェクトアプローチの Sax と Bass、そしてドラムの編成。俺の個人的な嗜好のせいで、音楽そのものよりも使っている機材とそれを通して出てくる音の方が気になってしまって、耳より目で聴いた感じだったな。

ヒット!だったのは2番目に出演した conti、ドラムとシタールという編成のハード・ヒップホップ(ってのかな? よ~わからん!)。音楽もそうだが、MCを含めた流れのスピード感がすごい。エンタの神様に出てくる半端なお笑い芸人を遥かに凌ぐ喋くりのテンポ感。そしてほとんどプリカウントなしに次の曲に突入する息の合い方。曲それぞれではなく、総論としてメチャ面白い。

個人的にはこのバンドの何に惹かれたかというと、インド古典音楽の代名詞とも言えるシタールを使いながら、インド音楽とほとんど(いや、まったく?)関係ないアプローチをしているところ。それにピックアップからエフェクト処理して出す音なので JERRY JONES っぽい。賛否両論あるのだろうが、古典楽器と古典音楽の関係(分離バランス)という命題が常に付きまとう我々にとって、こうもあっけらかんと切り離した音楽を目の当たりにするのは快感ですらある。昨今の憲法解釈のように、本来の「伝統」というものの拡大解釈や摩替解釈の上に構築される現代音楽なんかよりよほど音楽的だし、何よりやっていることが「今」なのだ。

そして3組目、さかもちくんの参加する植村昌弘氏率いるMUMU。以前、譜面を見せてもらったことがあって、あまりのリズム(拍子)の複雑さに「俺なら4小節で挫折必至!」と思っていた音楽。ちょっと覚悟して聴いていたのだが、思っていたより端正でインテリジェンスな音楽だった。もっと複雑怪奇なものを想像していたのだが、計算された現代建築のような美しさがあったなぁ。何より、T's では見せない真面目なセッションミュージシャン姿のさかもちくんが印象的でした (^^;

会場だった 吉祥寺・Mandala2 の中野さん(店長)と久しぶりに色々なお話もできたし、帰りながら、なんだか気が楽になっている自分に気付いた。

自分のユニットを動かす時とか作曲モードの時って、「あるべき論」や「すべき論」で自分を追い込んでしまうことが多々ある。近頃の俺はまさにその状況なのだが、こうやって出掛けて人の音楽を聴いたり(ましてや昨日は異色3組だし)、ミュージシャンではない音楽関係者と話をするというのは色々な意味で癒されるんだな ... と感じた日でした。

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コメント

ご来場感謝。楽しんでもらえたようでなにより。
終演後バタバタしててちゃんと応対できずごめんなさいね。

MUMU、演奏する方はホントに大変なんだけど
音だけ聴くと結構ポップで可愛いんだよね。

あの〜‥僕、T'sでも真面目にやってるつもりなんすけど(^-^;;;
自分の名誉のために一応書いとくよ(笑)。

■さかもちくん >

すまん、コメント今日(8/1)まで見てなかった!

いやいや、“セッションミュージシャン姿”ってやつがよ。T's はちゃうじゃろ?

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