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2007年7月28日 (土)

民族楽器新聞?

アメリカ最大(=おそらく世界最大)の民族楽器ショップ Lark in the Morning に、日本で手に入らない(あってもなぜか“レア”という名目で激高!の)書籍を注文していたのだが、それが届いた。

070728_011001 その本はともかく、中に新聞のような商品カタログが入っていたのだが、これが面白い。

全32ページの新聞のような体裁なのだが、ホント、すごい。ずーっと眺めているのだが、飽きない! 雑誌とかネットの写真でしか見たことないようなレアな民族楽器がうじゃうじゃ載っている。いや、売っている。もちろん箏や尺八も!(和楽器に関しては、どー見ても怪しい製品っぽいが...)

この店、ネットだけじゃなくリアル店舗があるんだったら是非一度行ってみたい。そこらの博物館より遙かにすごいぞ。

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コメント

実物を見ても本物とレプリカの区別ができないのがこの世界ですね。レプリカであっても役に立ってくれることもある。同じ楽器でも名前が複数あって、名前が同じでも全く違う楽器があって、4WD車をなんでもジープと呼んでいたような。楽器のルーツというのはあるのだろうけれど、もうそんなことに頭を悩ませていないでとにかく美味しく頂ければいいですね。日本の駄菓子がネットで世界中に流れていったりするようなものでしょうか。「これは日本のソースせんべいというもので、庶民的スナックです」とか....

■おくたまたくおさん >

カタログ見てて1番わからなくなるのは、その楽器の原型はどれなんだ?ってことですかね。明らかにコストダウンの為に簡略化したようなモデルもあれば、考えてこうしたんだな?ふむふむ...と思うもの。

最近、Hurdy Gurdy 研究家と化しちゃってるんですが、この楽器がさらにややこしいのは、時代ごとのモデルが多様化してること。そしてもっともややこしくなる原因は、複数の言語圏でネイティブ楽器になってることなんです。

弦の呼び方からパーツの名称まで、モノは同じなのに名称がまったく違う。慣れてきましたけど、初めはネットや書籍で見てても???の連続でした。一応、標準化した共通用語みたいなのもあるんですが、それですら英語と仏語が習合(?)状態になってます。

民族楽器でちょと怖い思いをしたことがあります。米国へ行った時に楽器屋さんでペルーのサンポーニャを買ってきたんだけれど、暫く使っていなかったらシロアリのような小さな虫が入っていたようで、穴だらけになって使い物にならなくなってしまいした。怖いので殺虫剤をスプレーしてから捨てました。もし日本に棲息しない品種だとすると、生態系を破壊する恐れもあるわけで、輸入楽器も検疫が必要かもしれません。我らが好きな駄菓子系楽器は、現地でも木材や動物の甲羅でも何年も乾燥させずにさっさと作ってすぐ使うところがあって、もともと輸出するなんてことは考慮していないですから、なにがしかの策は必要でしょうね。
それから現地の空港のポリスも大きなゲートですね。やはり米国でマウンテンダルシマを買って帰るとき、ロス空港で呼び止められました。「なんだそれは?開けてみろ」と言われて「これはアメリカ南部の民族楽器ですよ(あんた知らないの?)」と言ったら「これが? じゃあ弾いてみろ」というのでしょうがなくぽろぽろ鳴らして見せました。
あとから考えるとどうもクスリを隠していると疑われたようです。

■おくたまたくおさん >

そういう意味では、現地調達の駄菓子系楽器って恐いですよね。それに海外で管楽器は買ったことないなぁ。口をつけるのが恐くて!

違うパターンですけど、今ほど雅楽が知られてない頃、笙は良く検査で引っ掛かりましたよ。あれって竹管の下のリードと鉛の重りが円周上についてるじゃないですか? X線で見るとかなり怪しい武器に見えるんですよね。

※Lark in the Morning、シアトルとかシスコに店舗が有るみたいです。行ってみてぇ~!

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