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2007年9月の5件の記事

2007年9月30日 (日)

鹿島槍ゴミ拾い!

週末は上島組主催の鹿島槍ゴミ拾いに参加して来ました。

鹿島槍...と言っても、鹿島槍ヶ岳そのものではなく、麓にあるサンアルピナ鹿島槍。俺が冬になると1番お世話になるゲレンデであり、アルペンデビューの地であり、上島組のホームゲレンデ。「ゲレンデの清掃活動を通してみんなして環境保全への意識を高めよう!」という趣旨のもと、組員を中心に20数名が集まりました。

Imgp1868 ゲレンデそのものはスタッフの方々がきれいにされているということで、中央ゲレンデから爺ヶ岳方面へ向かう車道を中心にゴミ拾い開始。やはり1番多いのはタバコの吸い殻、そして空き缶・ペットボトル。

私も愛煙家の1人として、昨今の喫煙者の立場を悪くしているのは喫煙者自身のマナーではないか?という常々持っている疑問を再認識することになりました。

ゴミ探しに目を凝らして道を歩いていると、普通じゃ目に入らないような小さな虫やら花やらにも目が止まり、清掃活動とは言え、自然満喫な良い企画でした。

そして、以前にも書いたことがある気がするけど、夏のゲレンデを見るのって怖い! 何が怖いって、シーズン中は“ウヒャ~”って滑ってる斜面が、ものすごい急勾配だったり、これって崖ジャン!みたいな本来の地形を目の当たりにすること。ここを滑って降りてくるなんて有り得ない!と思ってしまうこともある。

Imgp1860 (← 2月の大会時の記事と同じ斜面)

雪のないゲレンデに行くと、『ここは本来は山なんだ』という当たり前のことに気付く。これって見過ごしてしまいがちだけど、大切なことのような気がするな。

 

Imgp1874 (←上島組へゲートトレーニングへ来る方にはお馴染みの大会バーン側 / 見えにくいですけど、大会バーンでは牛が寝そべってました)

 

 

Imgp1876_2そして清掃終了後は、いつもお世話になっている中綱の民宿「志も」にてBBQ大会。夕方4時~深夜までの、お腹いっぱい・酒いっぱいの長時間宴会!(俺は途中、2時間ほどの休憩(夕寝?)をしたけど)

ローカルでのオフ会と違い、関東組・愛知組を中心に遠くは岡山からの参加者も居て、シーズン中にしか顔を合わすことのない方々と楽しい時間を過ごしました。

皆さん、また冬に会いましょう~!

2007年9月22日 (土)

Valley Arts Guitar

うちにある数多の楽器の中で、もっとも古く、そしてもっとも俺に触られている楽器、それは何故かこのエレキギター。通称、バレイくん。20年近い付き合いかな。

Kc380002Valley Arts Guitar というアメリカの高級ギターブランド(今は Gibson 傘下)だが、持っているのは一時期、朝日木工(だったと思う)という会社がライセンスで作っていた日本製の Valley Arts Guitar で、Mシリーズと呼ばれている中の S-S-H ストラト。もう随分前に生産中止になっているが、中古情報なんかを見ると結構プレミアがついて高値で取引されている。

雅楽とアコギしかやってなかった俺が、なんでこのエレキを新品で買ったのか自分でも不明。そして、多くの楽器が通り過ぎて行った中、Martin ですら2本(D18, HD35)も手放したのに、何故かこのギターだけは手放せなかった。いや、手放すつもりがなかった。

ライセンス物とは言えそれなりの値段だった記憶はあるが、このギター、エレキが良くわからない俺でも、すごくしっかりした作りで、そこら辺のものとは一味違うのはわかる。このギターを手放せなかった魅力、それはエレキなのに「生音がものすごく良い!」ってこと。ラインなんてまったく通す気にならない。アコギのように、この生音をラインで出せないものか?と常々思っていたくらい。

そしてもう1つの驚くべき事実。それは、このギターは20年間、俺の部屋を1度も出ていない!ってこと。端的に言えば、実践投入したことも、まともなアンプを通したこともないのだ! 常に部屋の片隅に立てかけられたまま、曲を作ったり夜中の練習に付き合って貰う仲。しかも去年、サイレントくんが来てからはケースに入ったままの隠居生活になってしまった。

Kc380003今日、例の「ふつーの音楽企画」に端を発するマル秘バンドのリハがあったのだが、昨夜ふと思いつき、バレイくん悲願の実践投入と相成ったのです。バレイくん、初めての外出&初めての大型アンプにプラグイン。エフェクターも各種取り揃え準備OK。

もちろん俺が演奏するのだから、ホットでもクランチでもなく、あくまでもクリーン系。コンプとブースター以外は空間系のみ。ところが、どうもアンプ(JC&Marshall)からの出音がしっくり来ない。音が悪いのではない、なんかフィットしないのだ。考え倦ねた末、シールドをアンプからはずしてミキサーにダイレクトイン。おっ!これだ~!

良くペットは飼い主に似ると言われるが、このバレイくん、エレキのくせにすっかり自分はアコギだと思いこんでいるようだ! ふむ、確かにこいつを弾いて作るのはアコギの曲ばかりだ。

このバンドでは今後もバレイくんがメインで起用されることになりそうだけど、よろしくね。

2007年9月15日 (土)

とりあえず...写真

Img_3228_3

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【T's color / Secret Live in 新座 セットリスト】

■StageⅠ

 ・蜻蛉調子(あきつのちょうし)
 ・とんぼ
 ・うたた寝に
 ・夕占(ゆうけ)
 ・遊聲(ゆうせい)

■StageⅡ

 ・UTOPIAN
 ・Forest 'un
 ・Sakurarian Calling
 ・Landscape in Red
 ・むらさきの草原

2007年9月12日 (水)

T's 生中継!...さながらに

今日は某所・大ホールで T's color のシークレットコンサート。

Imgp1847とは言え、一般公開ものではありません。某メジャーTV局の技術者研修会で、生中継と同じシチュエーションによる模擬放送と言ったところかな? その素材(?)として T's color をフィーチャーして頂きました。

会場に着いたら放送中継車が並んでいて気分が盛り上がる。ライブハウスと違って音響・照明・舞台・美術・放送クルーが揃っていて何とも言えぬテンション。

やはり模擬とは言え、放映の対象としてのステージ想定だからか、緊張感のベクトルが普段とはまったく違う方向を向いているようで、何かとハプニングが起こる。まぁ、メンバー以外はわからない範疇のことなんだろうけど、終演後の疲れ方もいつもとは違っていた。

個人的に1番疲れたのは、お客さんが居ないのに居ると想定したようなMC。そして生放送と想定すると間違うことが許されない(言い直しできない)MC。そう、要するに演奏よりもMCが大変だったかな?

Imgp1848我々が演奏しているときの写真や映像は後々頂いて、T's color のPVとして公開OKとのことなので、入手したら編集してアップしたいと思います。内容の話などもその時に...

それまでお待ちくだされね!

2007年9月 8日 (土)

ついに触った! ハーディ・ガーディ

いやぁ、うかっとしてるとスグ1週間経っちまう!

今回の帰省は甲子園ともう1つ、個人的に大きなイベントがあった。それは、前々から書いているハーディ・ガーディを見て触ること。

元々はハーディ・ガーディの見識を広めるため、イギリスのハーディ・ガーディに関するフォーラムに参加したことがきっかけ。セルフイントロダクションで“実物を見たことない!”と書いたのだが、ハーディ・ガーディに興味があると言う東のハズレの国の人間が珍しかったのか(おそらく参加してる日本人は俺だけかも?)、色々と親切なコメントを頂いた。

その中で、イギリスのハーディ・ガーディ職人が「うちの顧客のアメリカ人が、今、京都に居るはずだから連絡してみろ?」と紹介されたのが8月の初め。早速連絡して、あれやこれやとメールでやりとりした後、俺の帰省に合わせて京都の自宅を訪れることになったのです。

もう10年近く京都に住んでいる Daniel Mantey さん。奥さんは日本人でお子さんが2人。京都御所の近くのとっても良い所にお住まいでした。

専門はヨーロッパ中世音楽の研究家&演奏家。元々はリコーダー関係が本業のようで、見たことないほど様々な種類のリコーダーが並んでました。

Imgp1816 片言の英語で歓談(?)の後、いよいよハーディ・ガーディ登場。メーカーも音の性格も違う2台のハーディ・ガーディをお持ちで、両方を演奏して頂いて触らせて貰ったが、いやぁ、やっぱ独特の楽器だわ。

...と同時にハーディ・ガーディに対する考え方が明らかに変わってしまった。この楽器、我々が駄菓子系楽器と呼んでいる、大衆楽器というか半ばオモチャ的な愛嬌のある楽器なんかじゃない! れっきとしたクラシック楽器だ!!

まず音。バイオリンのような実に艶やかな美しい音色がする。良く耳にするガチャガチャした音のイメージは明らかに録音のいい加減さとメンテ不良によるものだと確信した。

Imgp1814 そして楽器構造。一見、他に類を見ないほど複雑怪奇。ギターで言う指板のように見える部分が蓋になっていて、パカッと開けるとチューニングのためのタンジェント(ギター的に言うと可動フレット?)が並んでいるのだが、まぁ、これを調整するのかと思うと気が遠くなる。標準的なもので24×弦の本数個ついている。

アトリエにはハーディ・ガーディの他にもハープシコードなど色々な中世ヨーロッパの楽器があったんだけど、この日、ハーディ・ガーディの他にもう1つ初めて見た楽器がありました。

Imgp1817

部屋に入ったときから、ドアの横に大きな脚の付いたデカイ箱のような物があって、テーブルにしちゃ高すぎるよなぁ?と思っていた。その脚付きのデカイ箱、キーカバーらしき蓋を開けると、なんとクラヴィコード。な、な、なんでこんなもんがあるんじゃ~?

ハープシコードと同じようなものなのかな?と昔から思っていたのだが、上蓋を開けて全貌を見て、まったく違うことを知った。口では上手く言えないが、ピアノとハーディ・ガーディを足して2で割ったような構造なのだ。

そんなこんなで3時間あまり。妙な英語であれこれ質問を飛ばす俺に、1つ1つ親切に答えて頂き、とっても良い時間を過ごせました。

Daniel さんも俺も、伝統楽器(音楽)を意識したオリジナル音楽を創っているという点でも意気投合したりで、最後はお互いのCDを交換して See You Again! となりました。

Daniel さん、本当にありがとうございました。

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