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2007年9月 8日 (土)

ついに触った! ハーディ・ガーディ

いやぁ、うかっとしてるとスグ1週間経っちまう!

今回の帰省は甲子園ともう1つ、個人的に大きなイベントがあった。それは、前々から書いているハーディ・ガーディを見て触ること。

元々はハーディ・ガーディの見識を広めるため、イギリスのハーディ・ガーディに関するフォーラムに参加したことがきっかけ。セルフイントロダクションで“実物を見たことない!”と書いたのだが、ハーディ・ガーディに興味があると言う東のハズレの国の人間が珍しかったのか(おそらく参加してる日本人は俺だけかも?)、色々と親切なコメントを頂いた。

その中で、イギリスのハーディ・ガーディ職人が「うちの顧客のアメリカ人が、今、京都に居るはずだから連絡してみろ?」と紹介されたのが8月の初め。早速連絡して、あれやこれやとメールでやりとりした後、俺の帰省に合わせて京都の自宅を訪れることになったのです。

もう10年近く京都に住んでいる Daniel Mantey さん。奥さんは日本人でお子さんが2人。京都御所の近くのとっても良い所にお住まいでした。

専門はヨーロッパ中世音楽の研究家&演奏家。元々はリコーダー関係が本業のようで、見たことないほど様々な種類のリコーダーが並んでました。

Imgp1816 片言の英語で歓談(?)の後、いよいよハーディ・ガーディ登場。メーカーも音の性格も違う2台のハーディ・ガーディをお持ちで、両方を演奏して頂いて触らせて貰ったが、いやぁ、やっぱ独特の楽器だわ。

...と同時にハーディ・ガーディに対する考え方が明らかに変わってしまった。この楽器、我々が駄菓子系楽器と呼んでいる、大衆楽器というか半ばオモチャ的な愛嬌のある楽器なんかじゃない! れっきとしたクラシック楽器だ!!

まず音。バイオリンのような実に艶やかな美しい音色がする。良く耳にするガチャガチャした音のイメージは明らかに録音のいい加減さとメンテ不良によるものだと確信した。

Imgp1814 そして楽器構造。一見、他に類を見ないほど複雑怪奇。ギターで言う指板のように見える部分が蓋になっていて、パカッと開けるとチューニングのためのタンジェント(ギター的に言うと可動フレット?)が並んでいるのだが、まぁ、これを調整するのかと思うと気が遠くなる。標準的なもので24×弦の本数個ついている。

アトリエにはハーディ・ガーディの他にもハープシコードなど色々な中世ヨーロッパの楽器があったんだけど、この日、ハーディ・ガーディの他にもう1つ初めて見た楽器がありました。

Imgp1817

部屋に入ったときから、ドアの横に大きな脚の付いたデカイ箱のような物があって、テーブルにしちゃ高すぎるよなぁ?と思っていた。その脚付きのデカイ箱、キーカバーらしき蓋を開けると、なんとクラヴィコード。な、な、なんでこんなもんがあるんじゃ~?

ハープシコードと同じようなものなのかな?と昔から思っていたのだが、上蓋を開けて全貌を見て、まったく違うことを知った。口では上手く言えないが、ピアノとハーディ・ガーディを足して2で割ったような構造なのだ。

そんなこんなで3時間あまり。妙な英語であれこれ質問を飛ばす俺に、1つ1つ親切に答えて頂き、とっても良い時間を過ごせました。

Daniel さんも俺も、伝統楽器(音楽)を意識したオリジナル音楽を創っているという点でも意気投合したりで、最後はお互いのCDを交換して See You Again! となりました。

Daniel さん、本当にありがとうございました。

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コメント

なるほどそうだったんですか。
しかし発明者はなぜ円盤にしようとしたのだろうか?
弦を擦って濁りの無い澄んだ音色を出すには音を聴くのと弦を押し付ける手の力や擦る速さを加減するのをお互いにフィードバックしながらでないと上手く行かない。
しかしながら円盤(メカ)にしてしまうと加減する自由が奪われてしまう。擦る速さ(回転数)の加減しかできない。
やはり発明者に直接聞いてみたいのだが・・・・
その不完全さの方に魅力を感じてしまうのだが・・・・

なんか
夢のような話ですね~。
いや~素晴らしいです!
何か「引き寄せてますね」(笑)
11月10日自由が丘で風りんのソロライブやるんで
ぜひ、遊びに来てください
何か楽器持って!

■おくたまたくおさん>

歴史本みたいなのも色々眺めましたが、「なぜ円盤にしようとしたのだろうか?」という発想過程に関する記述というか研究は見ないですねぇ。

たぶん、ボゥイングを如何に簡易かつ安定的に実現するか?みたいな発想な気はします。これがブレスだと循環呼吸ですもんね。そういう意味ではバグパイプと同じ発想か? 地域も同じだし?!

■KENさん >

楽器云々よりも、人の輪の連携のすごさを感じましたねぇ。日本からフランス経由でイギリスに話が飛んでうちに来た。その紹介相手が京都にいるアメリカ人。直接ではないけど、ドイツやハンガリーの人も関与。

しかも、私もダニエルさんも、そこの間に関与した多くの人とまったく面識はない。

ネットってすごいなぁ~と同時に、やっぱ最後は『人』繋がりですね...

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