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2007年9月22日 (土)

Valley Arts Guitar

うちにある数多の楽器の中で、もっとも古く、そしてもっとも俺に触られている楽器、それは何故かこのエレキギター。通称、バレイくん。20年近い付き合いかな。

Kc380002Valley Arts Guitar というアメリカの高級ギターブランド(今は Gibson 傘下)だが、持っているのは一時期、朝日木工(だったと思う)という会社がライセンスで作っていた日本製の Valley Arts Guitar で、Mシリーズと呼ばれている中の S-S-H ストラト。もう随分前に生産中止になっているが、中古情報なんかを見ると結構プレミアがついて高値で取引されている。

雅楽とアコギしかやってなかった俺が、なんでこのエレキを新品で買ったのか自分でも不明。そして、多くの楽器が通り過ぎて行った中、Martin ですら2本(D18, HD35)も手放したのに、何故かこのギターだけは手放せなかった。いや、手放すつもりがなかった。

ライセンス物とは言えそれなりの値段だった記憶はあるが、このギター、エレキが良くわからない俺でも、すごくしっかりした作りで、そこら辺のものとは一味違うのはわかる。このギターを手放せなかった魅力、それはエレキなのに「生音がものすごく良い!」ってこと。ラインなんてまったく通す気にならない。アコギのように、この生音をラインで出せないものか?と常々思っていたくらい。

そしてもう1つの驚くべき事実。それは、このギターは20年間、俺の部屋を1度も出ていない!ってこと。端的に言えば、実践投入したことも、まともなアンプを通したこともないのだ! 常に部屋の片隅に立てかけられたまま、曲を作ったり夜中の練習に付き合って貰う仲。しかも去年、サイレントくんが来てからはケースに入ったままの隠居生活になってしまった。

Kc380003今日、例の「ふつーの音楽企画」に端を発するマル秘バンドのリハがあったのだが、昨夜ふと思いつき、バレイくん悲願の実践投入と相成ったのです。バレイくん、初めての外出&初めての大型アンプにプラグイン。エフェクターも各種取り揃え準備OK。

もちろん俺が演奏するのだから、ホットでもクランチでもなく、あくまでもクリーン系。コンプとブースター以外は空間系のみ。ところが、どうもアンプ(JC&Marshall)からの出音がしっくり来ない。音が悪いのではない、なんかフィットしないのだ。考え倦ねた末、シールドをアンプからはずしてミキサーにダイレクトイン。おっ!これだ~!

良くペットは飼い主に似ると言われるが、このバレイくん、エレキのくせにすっかり自分はアコギだと思いこんでいるようだ! ふむ、確かにこいつを弾いて作るのはアコギの曲ばかりだ。

このバンドでは今後もバレイくんがメインで起用されることになりそうだけど、よろしくね。

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