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2007年10月の2件の記事

2007年10月29日 (月)

またな、親父...

先週火曜、10/23 午前5:25、親父が68年の生涯を終えた。69歳まであと1週間。

末期の食道ガン、放っておけば余命1ヶ月の宣告を受けてから約1年3ヶ月。良く聞く「痛い・苦しい」の闘病生活とは違ったが、ほとんどまともに食事の摂れない状態で、こと後半は絶食状態での違った意味での苦しい闘病生活だった。

071029_032501_2 [←約40年前の俺と...]

この1年の間に本人も家族(周囲)も徐々に覚悟ができていたせいか、最後は家族全員に見守られた穏やかな最期だった。“そんなんありか?”と思うような、良く彫刻で見る仏様のような死に顔だった。

息子の俺とは違い、真面目で一徹、嘘のない潔癖な性格。いわゆる職人系と言えば分かり易いか? 現世での幾分貧しい生活とは違い、あの世では間違いなく良いポジションで迎えられることだろう。

そんな親父が去年書いたらしい書き置きを妹に託していた。葬儀を終えた夜、妹から手渡された。遺産などと言うものとはほど遠い生活だったので、遺言のような高尚な代物ではない。母親・俺・妹への謝辞と今思っていること、そして俺が知る限り最初で最後のお願い。そしてその全てを俺に任せるの一言。最後に“さようなら”。

こんなドラマのような演出ありか?! ...葬儀の挨拶ですら、少し言葉に詰まる程度だった俺が、さすがにこの手紙には涙が出た。親父の字なんて40数年間見たことがなかった。いや、書いたことなんてなかっただろう。下手な字で、間違った字で、一生懸命綴られていた。それが尚更、感情を煽る。

Imgp1840

[先月、うちの子供(孫)と最後の外出→]

葬儀が終わってここ数日、大阪に残って、親父が書き置きにまで記した唯一つのお願いの下準備をしていた。パイロット・法曹・獣医・大学進学・etc...、今まで親父が俺に望んだことは全て却下してきた。亡くなってから叶えてやって喜ぶのかどうかはわからんけど、この最後の願いだけは聞き入れようと思う。取り立てて大した事ではないと言えばないことなんだが...

おとーはん、最後だけは叶えてやる!

何十年か先、俺がそっちへ行ったとき、またな。

ありがとう。

2007年10月16日 (火)

97 ISF ワールドプロツアー

071016_221801 1番見たかったスノボのビデオ、『'97 I..S.F. SNOWBOARD WORLD PRO TOUR』が届いた。

ほんと、何年も前から探し続けていたのだが、少し前、ついにヤフオクに登場した! そして落札。 10年前のアルペン(しかもゲート競技)のビデオなんて誰も見向きもしないのか(;;)、出品者に申し訳ないような金額で落札できた(2ケタ!)。

このビデオは 96-97 シーズンのスノーボードアルペン競技のワールドツアーを収録したビデオで、最近流行の音楽をバックに滑ってるだけの映像ものとは違い、1人1人のゲートランの映像と自分のスタイルについてのコメントを語っている。

96-97 シーズンといえば長野オリンピックの前年。なので長野に出場した選手も多く映っている。もちろん、若かりしうちの師匠も! そして目的の人、Mark Fawcett も映っている!! そして、今でも現役で活躍している選手達が結構いることに驚いたり...

スノボのビデオやDVDはいろいろ持ってるけど、これ、ほんとに良いビデオだと思う。やかましい(?)音楽をバックにフリーランしまくりのビデオはいっぱいあるけど、こういう一流どころの競技そのものにスポットを当てた映像がもっとあるといいなぁ。

いい仕事してますなぁ... > 山と○谷社

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