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2008年2月 1日 (金)

平安朝の雅楽

418y4kxp5dl_ss500__2平安朝の雅楽-古楽譜による唐楽曲の楽理的研究」という本を読んでいる。音楽書ではあるが、普段我々が見ている楽書ではなく、古楽譜の解読を通して平安期の雅楽から今に至る雅楽への楽理的変遷を論じた純然たる学術書。

著者は遠藤徹氏、現在は学芸大学の助教授で音楽学博士。かつて在籍していた「オリジナル邦楽工房 ほうきぼし」というユニットで一緒に活動していた友人である。

最近、何気に興味が復活して雅楽(特に楽琵琶)に関する本を漁っていて、そのうち閲覧に行こうかと国会図書館や宮内庁書陵部なんかが所蔵する楽琵琶に関する書籍なんかをリストアップしている。

個人的にも、平安末期から伝わっている「伏見宮旧蔵楽書」の写本やら、現在に至る古楽譜解読に先鞭を付けた林謙三氏の論文なんかも少なからず持っているのだが、情けないことに読めていない。(;;)

読めないのには2つ理由があって、まず写本・伝本含めて古典籍は漢文調で書かれていたりするのでお手上げ。論文は、雅楽(唐楽)を中心とする古楽譜の解読には当時の中国(唐代)の楽理が根底にあるので、これを理解するのが難しい。西洋音楽のそれとはまったく違うし、頭でわかっても音として把握できないのだ。

そんな中、遠藤氏の本は“今の言葉”で解説されているので、理解したと言うより、理解した気になる。彼の性格もあってか、他の人の論文にはないような痒いところに手が届く付説が載っている。何より断片ではなく、全体を包括した内容なので、読んでいる最中に“あれ?これって何だったっけ?”と別の本を引っ張り出さなくて済むのが有り難い。

...とは言え、内容の1/10も理解できないだろうが、ハードロッカーでもふとブルース立ち戻って何かを掴むように、新しい発見というか刺激があればいいかなぁ?って感じ。

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