4月からのレコーディング仕事がマスタリング完了で一段落して、解放気分で YouTube 三昧。
ところで GS。Giant Slalom ではありません(スノボ関係の方、ごめんなさい)。
グループ・サウンズ(Group Sounds)のことです。ハードロック発作は納まったが、少し前に耳にした昔(昭和30年代後半~40年代)のグループ・サウンズが耳から離れなくなっちまった。有線で色々なグループの曲が流れていたのだが、単純明快なメロ、上手くはない演奏、「愛」「若者」「湖」という言葉がやたら出てくるチープな(?)歌詞。あらためて聴くと、こりゃ面白い! 
Beatles より Byrds が好きだったように、Ventures ではなく Shadows 派(俺はどこまで天の邪鬼なんだ
つーか、人がやたら騒いでるものが嫌いなんだよね
)。Shadows はイギリスのバンドだが、妙に歌謡曲っぽいメロ、クリアで繊細な音、甘い甘いヴィブラート(トレモロワーク)など、かなり日本人好みだと思うんだけど、Ventures に比べたら日本ではちょいマイナー。
(
「グループ・サウンズ」という言葉は定義が曖昧で人によって違うんだけど、俺は Ventures や Shadows のようなインストバンドも含めて、昭和30年代後半からの「ギターを前面に出したバンド」の総称で使ってます。)
日本では加山雄三を筆頭に Ventures にインスパイアされたバンドはやたら多いが、Shadows の系譜としては「ザ・サベージ(寺尾聡がベースを担当してたバンド)」くらいなのかな?
そんな感じで Shadows の映像を見ていたのだが、あることが気になった。それは Shadows のリードギター Hank Marvin が持ってる赤いストラト。俺が best favorite guitarist として師と仰いでいる Mark Knopfler が Dire Straits の頃に使っていたギターと似ている。心なしか音も...
さっそく調査モードになってあれこれ調べていたら、なんと、Mark Knopfler が若い頃に Hank Marvin にあやかって自分で赤い色に塗ったものなんだそうな。
Mark Knopfler は J.J.Cale や Bob Dylan との類似(というか影響)がよく指摘されるが、根っこに Hank Marvin がいるんだ ... と、好きなギタリストが繋がっていたり、Hank Marvin が Mark Knopfler の“Theme of Local Hero”をカバーをしている音源を見つけたりで1人でニヤニヤと嬉しくなったのでした。
それにしても Mark Knopfler、欧米ではアリーナクラスの人なのに日本では知名度がないので来ないのよね~。15年以上前、Eric Clapton が来日したとき、友人に誘われて何も知らずに行って、コンサートが始まったらピアノが Elton John、ギターが Mark Knopfler という配役で、もうそっちに感激してしまって Clapton そっちのけで Knopfler ばかり見ていたのを思い出す。期せずして師匠の実物を見たのはその時限り。
暇を作って EU へ Knopfler でも観に行こうかな~。
興味ある人は見てみて!
The Shadows : http://youtube.com/watch?v=pv7SgYNA_ec
Hank Marvin : http://youtube.com/watch?v=6x2SojQ1XNI
Dire Straits : http://youtube.com/watch?v=51qemmSXHmI
Mark Knopfler : http://youtube.com/watch?v=snpl9zrZlrI
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