い~きゅ~
イーキュー = EQ = イコライザー。業界では「トンコロ」と呼ぶ人もいる。正式な日本語では『等価器』。まぁ、簡単に言えば音の周波数を変化させる音質補正装置。ステレオなんかについてるトーンコントロールのちゃんとしたやつ。
子供が夏休み自由研究の宿題で慌ててるのを尻目に、オトッチャンも自主研究
元々はギターのマイクシミュレターを調べてたのが発端なんだけど、俺はパライコ(パラメトリック・イコライザー)という種類のEQを好んで使う。
パライコはG(ゲイン)、F(周波数)、Q(帯域幅)の3つの要素があるのだけれど、このうち“Q”の調整ができなくて(というか固定で)値が不明な機械が多い。最近入手したエフェクターもそう。で、この“Q”の値がいくつに設定されてるのか?が今日の研究課題。
ホワイトノイズ(すべての周波数帯域を含むノイズ → ラジオの局があってない時に聞こえる“サーっ”という砂嵐系の音)を流して、エフェクターをバイパスしたものと、EQしたものを録音してそれをアナライザーにかける。
黄色がバイパスの音。水色がエフェクターを通した音。前段のパライコのGとFをエフェクターと逆条件にした状態で“Q”だけを変化させていって、黄色と水色がピッタリ一致すれば、そこがエフェクターの隠された“Q”。
結果、“Q”を 1.5 にすればほぼ一致することが判明。このエフェクターのパライコの“Q” は 1.5 に設定されているってことね
つーか、そもそも“Q”が任意設定できないのにパライコを名乗るな! うっ...、よく見たら『セミ・パライコ』って書いてある
ちなみにこの“Q”というのは...良くわからないけど、1.0 で1オクターブ。あとはオクターブ比率の逆数のような気がする。ホントかなぁ?
ついでに、同じホワイトノイズをモニター出しして、コンデンサーマイク(AKG C451)とダイナミックマイク(Shure SM57)で録音して、同じようにアナライズ。
黄色が C451、水色が SM57。音が違うのは聴いてりゃわかるけど、視覚化すると思ったより違うモンだねぇ~
EQを駆使して、これを一致させることができれば、マイクシミュレターが出来上がるわけなんだな。
いやね、最終目的は ... 12月にやるライブでのお楽しみ。
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