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2008年8月の9件の記事

2008年8月29日 (金)

い~きゅ~

イーキュー = EQ = イコライザー。業界では「トンコロ」と呼ぶ人もいる。正式な日本語では『等価器』。まぁ、簡単に言えば音の周波数を変化させる音質補正装置。ステレオなんかについてるトーンコントロールのちゃんとしたやつ。

子供が夏休み自由研究の宿題で慌ててるのを尻目に、オトッチャンも自主研究

元々はギターのマイクシミュレターを調べてたのが発端なんだけど、俺はパライコ(パラメトリック・イコライザー)という種類のEQを好んで使う。

パライコはG(ゲイン)、F(周波数)、Q(帯域幅)の3つの要素があるのだけれど、このうち“Q”の調整ができなくて(というか固定で)値が不明な機械が多い。最近入手したエフェクターもそう。で、この“Q”の値がいくつに設定されてるのか?が今日の研究課題。

ホワイトノイズ(すべての周波数帯域を含むノイズ → ラジオの局があってない時に聞こえる“サーっ”という砂嵐系の音)を流して、エフェクターをバイパスしたものと、EQしたものを録音してそれをアナライザーにかける。

Eq1_2 黄色がバイパスの音。水色がエフェクターを通した音。前段のパライコのGとFをエフェクターと逆条件にした状態で“Q”だけを変化させていって、黄色と水色がピッタリ一致すれば、そこがエフェクターの隠された“Q”。

Eq2 結果、“Q”を 1.5 にすればほぼ一致することが判明。このエフェクターのパライコの“Q” は 1.5 に設定されているってことね

つーか、そもそも“Q”が任意設定できないのにパライコを名乗るな! うっ...、よく見たら『セミ・パライコ』って書いてある

ちなみにこの“Q”というのは...良くわからないけど、1.0 で1オクターブ。あとはオクターブ比率の逆数のような気がする。ホントかなぁ?

 

Eq3 ついでに、同じホワイトノイズをモニター出しして、コンデンサーマイク(AKG C451)とダイナミックマイク(Shure SM57)で録音して、同じようにアナライズ。

黄色が C451、水色が SM57。音が違うのは聴いてりゃわかるけど、視覚化すると思ったより違うモンだねぇ~

EQを駆使して、これを一致させることができれば、マイクシミュレターが出来上がるわけなんだな。

いやね、最終目的は ... 12月にやるライブでのお楽しみ。

2008年8月24日 (日)

きょうのにっき

Ca390021_4さいきん、おうちにだれもいないので、よどおしで、あそびほうけました。

そして、しゅくだいがたまっていたので、“あこぎ”につける「こんたくとまいく」のじゆうけんきゅうをしました。

げんをなんどもつけたりはずしたり、まいくのばしょをかえたり、めちゃくちゃめんどくさかったですが、なかにある“ぶれーしんぐ”のぱたーんや、いたのこうぞうなど、つくったひとのかんがえかたのちがいがわかって、おもしろかったです。(ぞう)

うぉ~!ジミーペイジだ!   ← 北京オリンピック閉会式

2008年8月22日 (金)

産地直送の弦?

Ca390019「Q: これは何でしょう?」

普通、弦というのはクルクル巻いて小さなパッケージになって売っている。が、これは巻かないまま売られている珍しい弦。物理的には保管時に弦のストレスがないので良いのだろう。

“ケロぞう”の一件でお世話になった、大阪の某ショップオリジナル。普通、ショップのオリジナル弦というのは廉価版的な製品が多いのだが、これはそれなりの値段なこともあってかなり Good !

どうしても楽器本体にばかり目がいってしまうけど、弦でもかなり音が違ってしまうことはある程度弾く人なら実感していると思う。しっくりくる音を探して、めぼしい弦を片っ端から試してみるというのは新しい楽器(ギター)を手にした人は誰でもやると思う。

うちの他のギターにしても試行錯誤の末、ローデンは Rotosound、リックは SIT に落ち着いた。ケロぞうも江戸に持って来てから、めぼしい弦を片っ端から試してみた。

ところが...どれを張っても、持って帰って来たときにサービスでショップが新しく張ってくれていた弦ほどハリのある音が出ない。で、兄ちゃんに電話で聞いたところ、そのショップのオリジナルらしきことがわかり、早速注文。

ということで...「A: 産地直送の弦」

2008年8月15日 (金)

フロッギーボトム解禁

Frog_logo ご無沙汰しとります。ケロぞうです。

江戸の兄ちゃん、富士山みたいな高いとこ登ったもんやから気が大きなったんか、いきなり清水の舞台から飛び降りはったで! ようやる言うか、後先も考えず、無謀っちゅうか、心意気っちゅうか、何考えとんのかよ~わからん漢(オトコ)ですなぁ~!

...っちゅうことでワシはこのたび、浪速から江戸へ行くことになりましてん。

今まで、まぁ、何ちゅうか、オトナの事情っちゅうもんがあってワシの素性を隠しとったんやけど、これからはコソコソせんでええわけやな。とは言え、江戸のお倉では家人にバレんようにせなあかんらしいねん。難儀な話でっせ!

とりあえず、挨拶でもしときまっさ。ワシ、こういうモンです。
Froggy Bottom Guitars

Fb_a12_2088_tフロッギー・ボトム(和名:ケロぞう)言いますねん。直訳すると“蛙みたいな底”ですわ。なんのこっちゃ?思わはるかも知れんけど、これはデルタ・ブルース発祥の地であるミシシッピー川の辺りで働く小作人(元は奴隷)の人らの農地を“de froggy bottom”言うたことに由来しますねん。

何で“de froggy bottom”やてか? そらあんた、あの辺はよう川が氾濫しまっしゃろ? ほんなら蛙がスケベェしまくって、農地が蛙だらけになってしまうからですわ。わはははは!

いやいや、この話はホンマですねんで。ワシらを作っとるボスがブルースをこよなく愛してる人なよって、そないな名前をつけはったらしいわ。

ワシは A12 H12(後日修正)っちゅうモデルなんやけど、マーチンはんとこのOOモデルをリファレンスにしはったみたいです。首と胴が12フレットで繋いであって(普通は14)、しかもスロッテッドヘッドっちゅう古風な成りですねん。

そない言うと、なんや古臭い音なんちゃうか?思わはるかも知れんけど、これがイマドキのモダンな音や言うてアメリカやらヨーロッパでは評判なんですわ。まぁ、ワシはジャパンの気候が苦手なもんで、ちょっと扱いが難儀らしいけどねぇ。

江戸の兄ちゃん...あ、これからは“旦那はん”やな...がワシの成りと音がえらいベッピンさんや言うて一目惚れしはったみたいやねん。ワシ、バツイチですねんけど、それでもエェ言わはるから、お世話になることにしましてん。

そのうち、旦那はんと一緒にどっかでお目見えすることになると思うよって、そん時は1つ、よろしゅう頼んまっさ。

ちなみにワシ、すっかり大阪弁やけど、アメリカはバーモント州生まれですねんで。ハウスはんとこが作ってはる“バーモントカレー”は、ワシらバーモント州に伝わるリンゴ(酢)とハチミツによる健康法を応用したカレーやて知ってはりました? 70ヘェくらいのトリビアでっしゃろ?

ほな。

2008年8月13日 (水)

やっぱこれやで!

隠れた、大阪の味…
Ca390013_3

2008年8月10日 (日)

今年はギター&胡弓

昨日は、この時期恒例の「彩音サマコン」。いわゆる「お弟子さんの浴衣会」と「プロの演奏家のコンサート」が一緒になり、しかも邦楽器から洋楽器からオモチャ楽器までが登場して渾然一体となった、珍しいコンサート。...というより、まさに“イベント”と言った様相。

色々な楽器の演奏家や作曲家も少なからず参加しているが、いわゆるゲストとして呼んでいるのではなく、自発的に面白がって参加している感じがいい。 世に「浴衣会」は数あれど、こういうのはかなり珍しいと思う。(※浴衣会…お弟子さん達の発表会) もっとも、他の浴衣会では有り得ないほど、準備や労力に関して「先生側」の負荷がすごいのだが

19th だから、俺が関与し始めて既に15年以上ってことか 街中の小さな公民館の和室から始まった夏のこのコンサートも、今や小さいながらもホールになり、来年は20th。今年はお客さんが多かったなぁ... 途中でプログラムが足りなくなって、急遽、追加印刷したのは始めてかも?

R0011147_3例年、演奏より衣装に走ってしまう私ですが、今回はヤンキーの兄ちゃんスタイルで挑んでみました。  しかも珍しくカバーもの。

R0011148 演奏したのは William Ackerman の名曲、“Impending Death of the Virgin Spirit”。サマコン・オリジナルバージョンとして、帯ちゃんの胡弓とのデュオにしてみました。

この他にも、笙で参加した曲やパーカッションで参加した曲もあったんだけど、雅楽器のときと違って、ギターは妙に緊張するんだよなぁ...

※おNEWなデジカメでの撮影:AKI

2008年8月 4日 (月)

富士登山に学ぶ『兎と亀』

そ・ろ・そ・ろ、本格的な筋肉痛に全身が覆われ始めています

0808021_3


← 富士山頂にて
   by くみちょ

今回の富士登山、大きく学んだことがある。前回のリタイヤした時の登り方と比較して明らかなこと。当たり前と言えば当たり前なのだが、ものすごく実感したこと。

それは...「無理のないペースで着実に歩む方が楽で成果が大きい」ということ。

俺は性格的に「ダッシュ&レスト型」。もっと簡単に言えば“せっかち”。他よりもバ~っと先に進んで、ある程度進んだ所で周りが来るまで休憩して待ってる。追いつかれると、またバ~っと先に進んで、休憩しながら待っている。要するに兎型なのだ。

山登りに限らず、仕事でも遊びでも何でも俺はそう。物事を小分けで処理することが不得意。

この方法は短期戦では強いこともある。が、持久力を要する長期戦になると自滅する宿命を背負っている。山登りのように何時間も登り続ける場合、すぐにヘロヘロになってしまい、他を待ってる時間程度の休憩では体力も集中力も回復しなくなるのだ。

今回、俺のトラブルで出発が隊長と2人でのスタートとなった。初めは俺が先に歩いた。前回の反省から「ローペース」を意識していたのだが、やはり楽なところではペースが速くなり、きつくなるとペースを落とすという、安定しないリズムになってしまう。結果的に全体のペースが速くなっている。

実は出発して30分もしないうちに、“どうしよう?”と思うくらいしんどくてヘロヘロになりかけていた。休憩の後、今度は隊長に先を歩いて貰った。“えっ?”と思うくらいローペースなのだが、状況にブレない。楽でもきつくても同じペース。きついと休憩のタイミングが少し多くなる程度。

その後を付いて行くうちに、あっと言う間に六合目に辿り着いた。しかも体がさほど疲れてない。“なんじゃこりゃ?”って感じ。登山競争に出場するような人だから、俺に合わせて超ローペースにしてくれていたんだろうけど、狐につままれた感じだった。

前回は八合目の宿に着いたときには倒れ込みそうなくらいヘロヘロになっていたのに、今回はそれより高い本八合目の宿に着いてもぜんぜん元気だった。

もちろん、先に書いたように穏やかな天候のお陰もあっただろうけど、決定的に違ったのはこの「ペース維持」なんだろうと思う。体力的には前回よりも落ちているはずなのだから。

『一足飛びの兎よりも、ゆっくり着実な亀の方が、最終的には早い』という、子供の頃に習った「兎と亀」の教訓を、男四十三にして実感した出来事だった。

「教訓」なんてものは、日常的には起こりえないほど肉体的或いは精神的に追い込まれた時にわかるものなんだろうな...

いやほんと、今回、ノープロブレムで制覇できたのは隊長のお陰です

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← 御来光をバックに...
(組長・キタロウ・おとぉ・ZOW)

2008年8月 3日 (日)

無事、帰還…

一昨年のリベンジ完遂!  一昨年よりも体重は増えて体力は衰えているという不安の中、2度目の富士山アタックを成功で終えました。

上島組4WDに参加しているスノーボードのアルペンレーサーを中心としたメンバー構成。組長はもちろん、スノーボードクロスでお馴染みのあんな人こんな人も交えた総勢15名のパーティ。

前回は日射病+高山病のダブルパンチで本八合目付近でリタイヤという屈辱を味わったため、特に今回は日差し対策とローペースを意識して登山開始。出発時に個人的なトラブルがあり、私と隊長の2名のみ約30分遅れでスタートしましたが、六合目で他のメンバーと合流。

今回は天候に助けて貰った気がします。前回は日中は炎天下で早朝は極寒という地獄絵図。しかし今回は登りの日中は曇りに薄っすら日が差す程度の涼しい気候。早朝は寒いけれど比較的暖かめ。そのお陰もあってか全員が無事山頂まで辿り着き、御来光を見て、お鉢周りもして富士山を堪能して来ました。

Ca390011 今回1番辛かったのは本八合目での山小屋宿泊(前回よりも上部の山小屋)。これが地獄というか拷問でした。 宿が悪いのではありません。既に標高が3400mの地点なので空気が薄い。息が苦しくて眠れないのです。おまけに頭痛+軽い吐き気という高山病の症状が徐々に出てくる。ちょうど悪酔いした時の感じに似ています。

俺だけか?と思っていたら、他のメンバーもそうだったようです。出発の午前1時までの6~7時間もの間、身動きできないギュウギュウ詰めの暗い部屋で、眠れもせずひたすら息苦しさと戦っていたわけです。もし富士山の山小屋に泊まる予定の方は八合目(本八合目より下部)までをお勧めします。もっとも、上部の宿であるほど翌日の山頂へのアタックは楽ですが...

下山後は宴会専門部隊と合流し、コテージ借り切りで夜遅くまでの20名以上の大宴会。基本的に“冬にしか会わない人達”との夏のこのイベント、富士山はもういいけど、何らかの形で続けていければなぁ...。

『登らぬバカに、二度登るバカ』の言葉通り、バカになりたくないので、こんなしんどいことはもう二度としないでしょう!

今現在、太もも&ふくらはぎ&足のつま先がギブな状態です。さぁて、ガタガタな足を引きづって、リハに行かなきゃ

2008年8月 2日 (土)

現在地、富士山頂

現在地、富士山頂

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