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2009年11月22日 (日)

皇室と冷泉家

午前中の演奏仕事のあと、夕方の打合せまで時間があったので、東京国立博物館でやっている「皇室の名宝―日本美の華」の第二期と、東京都美術館でやっている「冷泉家 王朝の和歌守(うたもり)展」をハシゴしてきた。

いやまぁ、雅な雰囲気とは違い、ハードでしたわ。展示物より何より、人の多さに疲れてしまう。

俺は背が高いから、どうしても見たい展示品以外は上から覗いて見流せるけど、そうじゃない人は前に行かないと見えないから大変だよなー。

特に「皇室の名宝」の方は博物館に来ていると言うより、入場制限までしないといけない状況で、あれじゃまるでバーゲン会場の様だな。いっそ、完全予約制にしてゆっくり見れるようにした方が良いんじゃないのかなぁ?

とは言え、崇光天皇宸筆の琵琶譜(啄木調)とか、紀貫之の直筆文字とか滅多にみれないものばかりなので楽しめました。

こと冷泉家の方のは書物ばかりなので地味なんだけど、綺麗な平仮名の草書とか見るとなかなかうっとりします。もちろん、落書き?と思うような下手な字の人もいるのが人間味があって面白い。

ただ...少し???だったのは、「乞巧奠(きこうでん)」という二星(たなばた)に行う儀式のセットが置いてあったんだけど...ん?

この儀式、有職故実では二星(要するに織女星と彦星)にお貸しする雅楽器、箏(琴)と琵琶をお供えすることになっている(正式には箏だけという説もある)。通常は楽箏と楽琵琶みたいなんですが、展示のセットでは鳶尾付の和琴が飾られており、“おーっ、やるぅ!”って感じだったんですが、琵琶が妙に小さい気がする。

お供え用だからかな?と思って近寄って見てビックリ。撥が三角形の形状(楽琵琶の撥は杓文字形)。コ、コ、コレって平家琵琶じゃん?

家に帰ってきてから色々な場所の「乞巧奠」の写真を見てみると、俗箏が置いてあったり筑前琵琶が置いてあったりで、「箏(琴)と琵琶」という概念だけが伝言ゲームで広まったんだろうな。

しかし、平安期からの伝承を看板にする冷泉家の展示が平家琵琶じゃマズイんでないの? ...と思い、東京都美術館に投書してしまった私です

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コメント

同感。その投書、大いに意味あります。

有職故実の家元としては許せんな〜!!
 

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