電球に思ふ…
60W相当の電球色。電球型蛍光灯はあまり好きではないが、このLED型はなかなか良い
スグ点くし、明るいし、色もまぁまぁ。何より長持ち(らしい?)...
とは言え、なんか光が寂しい。電球に似てはいるのだが、良い意味での“ぼや~ん”とした暖かみというか、光の滲み感がない。光が「アッサリ・スッキリ・無駄はアリマセン」って感じ。
考えたら、今の生活の中で電球を点ける場所というのは、トイレとかお風呂とか玄関のような“ホッ”と落ち着くところ。そこにこのシャープな光はちょっと似合わない。
その意味ではLED電球くん、スペック機能的には本当の電球を遙かに上回っているのだろうが、光の「質感」はまだのようだ。
最近、1930~50年代に録音されたような音源を良く聴くのだが、あの独特の妙な質感がやみつきになる。「録音」というより、当時の『吹き込み』という言葉がよく似合う。
決して今ドキの良い音じゃない。下手すりゃ音源よりノイズのレベルの方が大きい。でも、なんだか良い~
この質感を再現するプラグインがないかと思って探し出したのがコレ。早速、以前録った音源を加工してみる...
結果、かなり良くできてる 機械ノイズ・電気ノイズ・グリッドノイズ・スクラッチノイズなどの有無とか発生率が指定できる。盤の歪みによるゆらぎ感も調整できる。もちろんLP・EP・SP盤の回転速度も指定可
何より、1930~年代別に録音媒体などの変化による音響特性まで再現している。
いやぁ、おもしろいプラグインだわ
が、しか~し、先の電球とLEDと同じような違和感が残る。感覚論だが、デジタルで録音・加工された音というのは何をやっても角が取れない感じがする。録音された時の形が良くも悪くも個々に残ったままになる(=綺麗に混ぜにくい)。
実際にこれを使うには、録音したトラックをテープに落として再録するなどして原音をローファイにすれば良い線いくかもな...
...と奇しくも2つ、今日はイマドキとレガシー(?)の比較を考える日なのでした
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