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2010年12月の4件の記事

2010年12月31日 (金)

大字式脊柱調整器

いよいよ大晦日。1年が早いっ 皆さん、今年もお世話になりました。

1年の締めくくりだけど、ちょっと年寄り臭い話を...

俺は肩こりがひどい。マッサージ屋に行ってもひどさに感心されるし、この前行った店では“この店史上で一番”との太鼓判を押されたくらい 普段は慢性化(?)して気にしていないのだが、お酒が多く入るこの時期になると、血の循環のせいか首から肩が痛くなり、その度に思い出すモノがある。

昔から実家の隅に転がっている代物。いわゆる快癒器。今風に言うならヒーリング(マッサージ)・マシン

101229_232801それがコレ。 『大字式脊柱調整器(固定型)』と記されている。スゲー名称だ。小さい頃、お爺ちゃんが背中に敷いていて、自分も試してみたが痛くて何のこっちゃ?な器具だった。

そのお爺ちゃん、俺が小学1年生の頃に亡くなっていて、この器具は俺が生まれる随分前からあったとのこと。...ってことは、そう! 50年以上前のものなのだ。立派なヴィンテージものである。

昨日、実家の隅で埃まみれになっているのを引っ張り出し、綺麗に拭き上げた。そして試してみると...“効っくぅ~”...こりゃええわ

楽器でも機材でも、俺は中古、いわゆる used にはまったく興味がない人だった。むしろ「他人の手垢がついたモノ」的な偏見があった。が、今年はそれが変わった年でもあった気がする。新品でも使い物にならないモノはいっぱいあるし、中古でも(古くても)有用なものは多くある。

いや、むしろ人の手を通っているが故の味や、その上でモノとして生き残っている・受け継がれている価値というものを感じるようになったのかも知れない。「中古」というものに対する偏見が大きく変わった年だったな。

祖父が亡くなってから約40年。親父は肩こりと無縁な人だったので、1世代スキップして、俺が受け継ぎますよお爺ちゃん

では皆さん、良いお年を...

2010年12月19日 (日)

原宿デビュー

息子が原宿へ買い物に行ってみたいと言うので、だし、連れていくことに...

お小遣いあるの?と聞くと、ほぼ皆無(何しに行くねん)。急遽、実家のお婆ちゃんに電話して の交渉成立。いざ...

代々木公園のフリマを回って、屋台でB級グルメで有名になった“ラーメンバーガー”などを食べ、いよいよ竹下通りへ突入

相変わらずスゴイ人。原宿には来るが、竹下通りに入るのは十年ぶり以上か? 昔行ったような店はほとんどないのだろうが、かなり若い連中でごった返す雰囲気は変わらないなぁ。

明らかに背伸びしたような中高生(特に女の子)のアンバランスな格好に、オジサンとしては面白いような心配なような  しかし俺らの頃のような大人びたファッションは少なく、全体的にはロリっぽいファッションが多いなぁ...

息子的には竹下通りの状況も目的の物の値段の相場も知らずに行ったわけだが、無闇に回っても疲れるだけなので、目的の優先順位を決めさせて店を回ることに。

いやまぁ、自分の物を買うわけじゃないので放っておけば良いのだが、流用のきかないとんでもないデザインを選びがちなので、あーだこーだと指南(ケンカ?)しながら、結局、ベルト・財布・ネックウォーマー・ジャケットを購入。

何より大事なのは、予算総額の計算。これを買ったら、あれは買えなくなるというバランスの教授。あれ買うくらいなら、こっちの方が大事だろ?という優先順位の決め方。欲しい物をすべては買えないというこの鉄則の伝授を誤ると、お父さん(俺)のような間違った大人になってしまうのだ 

金を持っているのは親である俺だと店員もわかっているので、値の張る物はこちらに話しかけてくるので疲れる。買わなかったけど、\17,800 のジャケットが1分ほどの交渉で \8,000 まで落ちたヒップホッパーな店もありました。ん~、ここは日本じゃなくアジアだ

で、かれこれ4時間ほどウロウロして帰ってきました。親はヘトヘト、でも息子は原宿デビューに満足したようです。

 

101219_190001_2こーいうのを欲しがる歳になったんだなぁ~

2010年12月11日 (土)

日本やねぇ〜

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2010年12月 4日 (土)

カポ レポート

珍しく、土曜の午後に家に1人 楽器関係の小物の整理をしていたら、あちこちからカポが出てくる出てくる! いっそ、全部並べてやれ!と思い、ついでにまとめて比較実験。

アコギ弾きにはお馴染みのカポ。その時その時の気分で買い漁っているうちに、良くまぁこれだけあるもんだわ 人にあげたりして、残ってるのだけでこれだもんなぁ

手の馴染み感以外、あまり考えずに使うことの多い小物だけど、意外とそれぞれ音が違うので一挙にインプレッションを書いてみます。迷ってる人は参考にしてね...

(買っても出費にならないゴムカポ/テコカポは載せてません)

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SHUBB:その昔、装着の便利さで一斉を風靡したカポ。挟む力の調整が意外と難儀で、装着フレットの移動時の調整が面倒。力の調節が難しいので、ピッチの狂いが出やすい。音は普通。見た目ではわからない壊れ方をする報告アリ。(おすすめ度:D)


G7th Performance Capo:クラプトンが使用していることで一気にシェアを獲得した高級カポ。ちょっと重いカポだが、装着は握るだけで良いのでかなり便利。調節が容易でピッチの狂いの少なさはピカ一。音は指でバレーした時の感じに近い。
(おすすめ度:A)


G7th Nashville Capo:ズバリ!買わない方が良い。デザインや質感は良いんだけど、挟む力が弱めで音が濁り(ビビリ)やすい。個人的には失敗作だと思う。
(おすすめ度:E)

Kyser Quick Change Capo:なぜかカントリーとかブルース系に愛用者が多い。挟む力がかなり強いのでピッチの狂いは大きい。逆に音は張りがあってなかなか良い。細かいピッキングよりジャンジャカ系に良いかな。但し、装着に力が要るので握力の弱い人には不向き。
(おすすめ度:C)

NS Capo:悪い評価を聞かない主流になりつつあるカポ。挟む力の調整が容易でトルク感が良い。なのでピッチも狂いにくい。下部の形状がネック裏の中心を押さえるように設計されているのが素晴らしいアイディアだが、薄いネックでは少々回す量が多くなる。音はノンカポ開放に近く、あらゆるカポで1番良いと思う。我が師匠(Mark Knopfler)ご愛用中。
(おすすめ度:A)

NS Dual Action Capo: NS Capo と Kyser Quick Change Capo の美味しいとこ取りのようなカポ。個人的には好きだが、下部の機構部が大きいので、ハイポジションで装着するとかなり邪魔になる。
(おすすめ度:B)

Victor Capo(旧):コアなフィンガーピッキングギタリストに人気のあったカポ。装着も力の調整も容易。片手でOK。ピッチの狂いも少なく音も良い。個人的に1番好きなカポ。但し、旧モデルは生産中止で手に入らない。
(おすすめ不可)

Victor Capo(新): 上記の Victor Capo を Dunlop が再発売したもの。でも、大きくてゴツくなり、オリジナルモデルのメリットが半減。個人的には残念な感じ。
(おすすめ度:C)

Paige Clik Capo: デザイン的にかなり気に入っており、力の調整も容易。ピッチ狂いも音も合格点だが、上部をはめ込む部分の形状がイマイチで装着しづらい。
(おすすめ度:C)


Sterner Capo
: 昔、師匠(Mark Knopfler)が使っているのを見て探しまくったカポ。スウェーデン製の国内未発売品。デザイン・装着性・音ともに良くできていたが、形状が Martin に特化していた為か普及せず、会社そのものがなくなった模様。(おすすめ不可)



...と、あれこれ書いてみたけど、どれか1つと言われたら、G7th Performance Capo か NS Capo かなぁ? 何よりこの2つ、カポの宿命であるピッチの狂いが少ない。

カポした時の音がバレーしたような柔らかい(鈍い)感じが良いのであれば G7th Performance Capo、ノンカポの開放弦に近い煌びやか(堅い)な感じが良いのであれば NS Capo でしょう。

個人的には、Victor Capo のオリジナルモデルの復活を望んでますが...

あと、持っていませんが、“カポのロールスロイス”と呼ばれている Elliott(McKinney) Capo というのがあります。国内価格で高くても4千円台という他のカポを圧倒し、なんと2万以上します セレブな方は是非、手を出してみて下さい。かつて借金額バトルで火花を散らした(打田十紀夫さんが愛用しているとの噂を聞いたことがあります...

以下、リンクです

SHUBB Capo
G7th Capo
Kyser Capo
NS Capo
Victor(Dunlop) Capo
Paige Capo

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