若竹のように
うちは3LDK。リビング・俺の部屋・嫁の部屋・あと1つは...普通は寝室とか子供部屋なんだろうけど、うちは楽器&譜面庫(?)を兼ねた物置部屋になっていた。
息子も中学2年、そろそろ子供部屋を作らなきゃ...という話は前々からあったのだが、物置部屋 子供部屋の模様替えに想定される労力があまりに大きいため延び延びになっていた。
が、この3連休、珍しく全員がノー・スケジュールという希な条件が揃ったため、ついに決行
物置部屋を空にすることは不可能なので、部屋の半分を埋めている大型のクローゼットや棚を各部屋に分散配置し、空いたスペースにロフトベッドと机を配置する案を採用。
結果として俺の部屋を除く「2LD」分、要するに3部屋の景観がガラッと変わると言うこと。これって、もはや「模様替え」ではなく『引っ越し』と同じ。しかも家の中で大型家具を順次移動するから、ほとんど倉庫番ゲーム状態なのだ
なので購入した家具なども、3日間の作業進捗に沿って適切な時間差で配送されるように指定しておいた。
1番の難関は...物理的に収納場所がないから物置部屋があったわけで、そこを半分空けると言うことは、物置部屋の半分に相当する分の“何か”を処分しなければいけないということでもある。
流行の断捨離ではないが、存在を忘れていたようなモノは、例え思い出の品であってもまた存在を忘れるだけだし、もう聴くことのないような温存しておいたレコードやカセットも大量処分
結果、丸3日かけてなんとか子供部屋が完成。
山場はロフトベッドの組み立てだったな。頑丈なものを買ったので超重量級。フレームに上段ベッドを接合する際、普通はフレームを横に寝かせれば良いのだけど、前に大きなクローゼットが鎮座しているのでそんなスペースはなし
なので...俺が重量挙げのようにベッド部分を持ち上げ、子供が四隅のボルトをはめていくしかない。もし俺が持ち堪えられなくなったら、ベッドの下敷きになって重傷を負うか、前に倒してクローゼットを大破させるしかないのだ。
いやもぅ......“なにしてんねん! アホ、早よボルトいれなあかんやろ!! さっさとせんかい!!!”と、半狂乱状態。腕がプルプル震えてベッドが揺れるので接合穴が噛み合わず、息子がボルトをはめるのが大変なのもわかっちゃいるが、こっちにそれを許容する余裕はない
終わってみれば笑い話だが、ホンマ、えらいこっちゃった 全身筋肉痛です。
窓を全開した記憶のない物置部屋がこんな風になるとは感慨深いものがある。と同時に...、「これでもう子供と枕を並べて寝ることなんてなくなるんだろうな~」とか、「自分が死ぬ前に、自分にしか価値のないモノは処分しておくべき」とか、妙に色々と考えてしまう家庭内引っ越しなのでした...
ピン!と来た人がいるかも知れないけど、中学の一期生卒業記念品。
30年近く、存在を忘れていた気もするが、果たしてどれくらいの人が今でも持っているんだろう?
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