要するに...アホ
「被害女性の実名ネットに=担当弁護士が設定ミス―日弁連」
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201112270042.html
「苦情寄せた個人の情報、閲覧可能状態に 岐阜県弁護士会」
http://www.asahi.com/digital/internet/NGY201112280002.html
な~んか、こういう話が後を絶たないね...
まだ誰も、いやコンピュータ業界の人ですら「インターネット」「Eメール」なんて言葉に???だった頃から、『インターネット』『Eメール』をやっていた。http(要するにホムペ)の規格すら策定中で、gopher という http の前身のような海外のサイトを見てワクワクしていたのも懐かしい...(ちなみに Windows の正式バージョンはまだ 3.0)。今では天文学的数字(?)なほどあるプロバイダだが、その当時はたった3つしかなかった。
その頃、ネットの世界は「性善説」で成り立っていた。ftp サイトにはH画像などを置いてあるところもあったけど、概ね“正しい”使い方をする人達がほとんどだった。インターネットは元々が学術目的なので当然と言えば当然か...
が、インターネットが次第に商用開放され、http(WWW)の規格がどんどん拡張し、携帯でEメールが送受信できるようになってくると状況は一変した。
それまでの穏やかなネットの住人達は「コマース(宣伝)」「アダルト」という2大勢力にあっと言う間に駆逐されてしまい、それに乗じる悪人たちが蔓延るようになり、ネットは紛れもなく「性悪説」な世界になっていった。
が、ネットが危うい世界になればなるほど「コミュニケーション」や「エンターテインメント」や「ビジネスツール」という華やかな言葉だけがクローズアップされ、それに踊らされる連中が増産された。
そういう連中に限って、悪人対策は「セキュリティソフトさえ導入すれば大丈夫!」と過信している。いくら家に通報システムを完備しても、自分が鍵を掛け忘れたら盗人は簡単に家に入れてしまうのだ。
ここでも1番怖いのは、原発事故の大本営発表を鵜呑みにする人達と同様、「そんな大した事にはならない」とお気楽モードな人達。すでに「性善説」なネットの世界は終焉を遂げているのに...
「便利」の裏側、というか引き換えに存在する「怖さ」に気付いてないアホなオトナが多すぎる。しかもそれが公共関係や法曹関係に居るんだから、目も当てられないよなぁ...
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