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2013年4月14日 (日)

流浪...

浮浪...ではなく、流浪中?

Frog_eyes_green_4_5

3・4・5月、多種多様に出番が多い。

共演者は、勝手知ったる編成のユニットからから、まったく知らない奏者だけのユニットまで。

ジャンルは、古典系から、劇伴、口ではまったく説明のつかない異次元即興系まで。

場所も、シアターウェスト(東京芸術劇場)から、公園、お寺、お客5人で席が埋まってしまう怪し気でディープな箱(ライヴハウス)まで。

さすがにここまで色んなライヴ(コンサート)が錯綜して入ってくるのは珍しい。いや、珍しいのではなく、今までこいう状態になる前にこちらがお断りしていた。

最近、“変わったね...”と、昔からの知り合いに良く言われる。音楽とか演奏ではなく、スタンスっちゅうのかな?

ここ1~2年くらい、理由なく妙な閉塞感を抱えていたので、意識的に変えてみたのは確か。「来るモノ拒まず」ではなく、「来るモノ、内輪にしちゃえ!」な感じ?

Frog_eyes_green_4_7

例えば、俺はライヴをやるとなるとリハなどから本番日程を考え、ゲストを呼ぶならスケジュールとギャラを考え、集客の見込みと雰囲気からライブハウスを選定し、ブッキングを入れて貰い、チラシを作って...etc、と綿密な計画を立てる。

それに、自分たちの作る世界に無造作に割り込まれる「対バン」という制度が嫌いなので、単独が常。

...ところが、ここ最近、色んな人達とやっていると、こういった従来『当たり前』だと思っていたことが、むしろ『特殊』だという場面に多く出くわす。

当日、本番までメンバーが確定しない。譜面なんかそもそもない。バックなんてあればラッキー! 前日の夜にオファーが来る。

少し前まで、そんな状況はあってはならなかった。オファーの返事を聞かれる前に拒絶していた。

ところが、なぜか今はその状況を面白がってる自分が居る。いや、むしろ以前のバカ正直に綿密な計画を立てることが当たり前と思っていた自分を疑問にすら思ってしまう。

昨日のお呼ばれ(?)でガラシャが出演したライヴも、なかなか良い雰囲気だったのでブッキングを入れて貰おうかな?と思ったが、箱側とスケジュールが合わなかった。すると、そこに居た仲間が、自分がブッキングしてて対バン探してる日があるけどやりますか?と言われ、その場で即決。

あはは 以前の俺にはあり得ない「即決」だな。

Frog_eyes_green_4_8

この先、どっちへ転ぶかわからんけど、まだしばらくは、この状況を楽しんでみようかと...

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