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岩波ホールではチケット売り切れ続出で見れなかったこの映画、後追いロードショーを有楽町の映画館で昨日やっと見ることができた。(噂が噂を呼んで、上映の場所も期間も増えつつある)
この映画のことはあちこちのネットで紹介されているので説明しないけど、なんの意図的な物語も台詞も音楽もない、ある意味「映してるだけ」のドキュメンタリー。しかも3時間近い長尺もの。
故に、何かを感じる人と、単に退屈な人に分かれるかもな。音楽でいうアンビエント? 実際、この映画に安易な「高尚さ」とか「教示」を求めて観に来たんだろうか、途中から退屈してそうな人も少なからず居た。
だって、この映画が映し出してるのは絵に描いたような聖職者ではなく、「主(神)との恋に落ちた普通の人達の日常生活(ZOW解釈)」だもの。普通の人には想像もつかない、あまりにも純粋な“恋”だけど...
しかし、こーいう映画に来る人が多いというのは、概ね、行き着いた感というかに煮詰まった感のある諸々のエンターテインメントにみんな食傷気味なんだろうね。
昔から大好きなグレゴリアン・チャント。こーいう映像の中で聴く本当のチャントはため息が出るほどいい! 神楽歌(雅楽)の様式と重ね合わせてみたり、単旋律ではあるけどこの聖堂という場所の響きが西洋音楽にハーモニーとか和声の発達をもたらしたのだろうか?と考えてみたり...。
この映画に曲をつけろ...と言われたらどんなのを作ろうか?とか、いたって俗な(?)楽しみ方を見出しておりました。
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