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今回、前後のスケジュールの関係で...行きは常磐道富岡ICを降り、9月半ばに一般車の通行止が解除になったばかりの6号線、福島第一原発のすぐ脇の道を北上。大熊町→双葉町→浪江町→南相馬市へ。帰りは南相馬市→飯館村→川俣町を経て二本松市へ。言い方は悪いが、原発災害のニュースで誰もが頭にインプットされている地名をフルコースで回った。
非常に繊細な話なので多くは書けないけど...個人的に感じたことを少し。まず、原発周辺である大熊町・双葉町の6号線沿いの光景の異様さ。あれは実際に通ってみないと映像や写真では伝わらない。通行止め解除になったとは言え線量が低いわけがなく、車の通行も「窓を開けるな」「停車するな」などという注意書きをどこかで見た。...というか、そもそもあの異様な雰囲気は停める気がしない。俺はもうこんな歳だから構わないけど、若い人や子供は通るべきではないと思う。
走っていて、道路脇の雑草が生い茂っている以外、一見、普通の田舎道と何も変わりがないように見える。が、すべての枝道や駐車場などの進入路にはバリケードが張られ、ところどころで警察の緊急車両が監視している。まるで戦闘地域そのもの(戦闘地域は行ったことないけど?!)。だが、それとは違った1番異様な理由、それは建物やなにもかもが生活している状態のまま、人ひとりいないこと。目の前には田舎町の広大な風景が広がっているのに、誰もいない。まるでホラー系の映画やゲームのワンシーンのよう。でもこれはバーチャルでもセットでもなくリアルな世界。
警備をしている警官の方たち、防護服もマスクもしない状態で立っていて大丈夫なのだろうか?(いや、大丈夫なはずがないよね!)次に、なにより印象的だったのは、福島の人達の人のよさ(?)。親しく話したり、宴席で一緒だったのは年配の避難せずここに残り続けて奔走した人達。彼らからはネガティブな愚痴の1つも出ず、除染や復旧に大勢のボランティアが来てくれて嬉しかったことや、震災がなければ出会うことのなかった人達(我々も含めて)と交流を持てたことに対する感謝など。お世辞でも取繕ってるわけでもなく、心からそう思っている。
尋常じゃないネガティブな経験をしているだろうに、笑いながらポジティブな思考に変えていく強さに感心する一方、ある歯痒い思いが頭をよぎる。それは、「当事者であるあなた方は、もっと怒ってもいいんじゃ?」ってこと。例えば、同じことが大阪で起こっていたら? 大阪の人が地元の大阪に住めなくなる事態が発生したら、こんなバカにしたような対応ばかりをする政府や電力会社に黙っているはずがない。暴動はよろしくないが、もっと団結して強力な手段に打って出る気がする。
2~3日滞在しただけで(しかも俺はボランティアでも支援活動でもない)地元の多くの人と話したわけではない。けど、少なくとも南相馬の人たちの心意気に、ホッとしたような、歯痒いような...妙に割り切れない何かを感じで帰路に着いた。
川俣のお寺の住職が言った「あの事故がなければ、福島はいいところなんですけどね。」という言葉が心に沁みる。そう、彼らは周りから見て「いいところとは思って貰えなくなっている福島」を覚悟している...
川俣町から福島への途中、飯野で聞き捨て、いや、見み捨て(?)ならぬ標識が目に入り、ハンドルをきる。
「UFOの里」「UFOふれあい館」「UFO道」「UFOコンタクトエリア」など、こんなすごいものが、誰にも知られず、こんな山中に作られているとは…。きっと国家ぐるみの極秘施設に違いない!
覚悟して潜入してみた。が、しかし、こんな重要施設であるにもかかわらす、なななんと、今日は休館日…! まったく人の気配のないUFO公園からUFOふれあい館を経て、山を登ってUFOコンタクトデッキへ。
残念ながら、UFOとのコンタクトできなかったが、ここはきっと、いずれ世界に知られる存在となることだろう。
福島県川俣町にある浄土宗「東圓寺」。
ここのお寺の本堂に江戸後期に作られた大きな天井絵がある。裏堂42枚、内陣48枚、外陣は中心の龍図に64枚を配した立派なもの。
この天井絵の「天井絵集」発刊(公刊はされない)に際し、その中にある幾つかの雅楽器や装束について解説文の依頼をお寺の住職さんから受けていた。詳細画像を送って貰い、解説原稿等は既に渡し済みだったのだが...
昨日までの南相馬(福島)での仕事のついでにふと調べてみたら、なんとこのお寺、すぐ近くではないか!
...ということで、お寺を訪問し実物を拝見してきました。画像で細かく見ていたとは言え、やっぱ実物はすごいな。絵画単体の魅力はもちろん、そこにある意味と言うか、長い間、この場所と訪れる人を見守ってきた時間が見えるような気がする。
クリスマスの仕事 ~語り・ギター・笙が織りなす X’mas へようこそ~
声優の“あおきさやか”さんとの4年越し(?)の再コラボがようやく実現! ギターの Yoshi、笙の豊明日美という強力なサポートを迎え、X'mas をテーマにした物語をお送りします。
今昔物語かのような前回の和風怪談系から打って変わって、今回は数々のアニメ作品で鍛えた(?)さやかさんの"萌え系ヴォイス"も炸裂です...
午前・午後ともに30名の完全予約制ですので、ご予約はお早めに!
人に優しくなれるクリスマスの季節に、働く全ての人に誇りを、そして、今ここに居るあなたの為に、「クリスマスの仕事」をお届けします。
たとえ外は寒くても、それぞれに小さく灯る暖かな物語を、抱きしめて帰りませんか。
「神様、ありがとう」
「いらっしゃい。ずいぶん遠くまで来てくれたね」
「役にたつのは、うれしいですからね」
■昼の部: 13:30 開場/14:00 開演
ぽけっとや(林原玉枝)
クリスマスの仕事(田口ランディ)
■夜の部: 17:30 開場/18:00 開演
オルゴールの森へ(森木 林)
クリスマスの仕事(田口ランディ)
昼の部 / 夜の部とも30名限定 (完全予約制)
一回券:¥3,000 通し券:¥5,000
※各回ともコーヒー(お茶)・お菓子付
あおきさやか(語り)
Yoshi(ギター)
ZOW(ギター)
豊明日美(笙)
■予約
電話: 03-3948-5328(ギャラリー古藤)
Web: http://xmas2014.office430.jp/
■問い合せ
電話: 03-3948-5328(ギャラリー古藤)
メール: xmas2014@office430.jp
■12/21 two-face volume 4
和と洋、陽と陰、男と女、関西と九州(?)…が織りなす不思議な音楽ユニット、two-face 9ヶ月ぶりのライヴ。さて、今回は何のハプニングが飛び出すやら?!
前売予約等はありませんので、当日、直接会場にお越しください。
two-face volume 4
Yoshi:ギター
丸田美紀:箏
小林純:尺八
ZOW:笙&ギター
・day:12月21日(日)
・time:open 17:30/start 18:30
・spot:西荻窪「音や金時」
・charge:¥2,700
・info:03-5382-2020(音や金時)
http://www2.u-netsurf.ne.jp/~otokin/
・mail:two-face@cooktone.com
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