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Mark Knopfler

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2015年5月の7件の記事

2015年5月25日 (月)

朗読能シアター「咸陽宮」

千秋楽を向かえ、無事終えることが出来ました。

和の会、キャスト、スタッフの皆様、そして何より会場に足を運んでくださった皆様、ありがとうございました。

2日間4公演という短期集中ですが、ある意味、1年の中でもっとも気の張るハードな公演でもあります。が、この企画にしかない独特の世界観は個人的に楽しみにしている企画でもあります。

普段は接点のない一流の俳優さん・声優さん達を後ろから支えるというやり甲斐のあるお仕事。初回から参加させて頂き4年目になりますが、いつも終わった後は安堵とともにある種の寂しさを感じたりもします。

また来年、できるといいなぁ~...

11167963_10206916605258183_806512_2前日の場当たり稽古後に...

(左から...平田広明さん、河合龍之介さん、渡辺大輔さん、遊佐浩二さん、甲斐田裕子さん、三浦元則さん、俺)
11027954_10206916606138205_705151_4平田広明さんから頂いた初日祝い。

名入りの大風呂敷。

さすが大御所、振る舞いが粋です!
11061191_10206922696650464_406522_2千秋楽直後、ほっとした顔の一同。
10989519_10206922696410458_717312_2一足早く着いた打ち上げ会場にて、平田さんとひたすら酒待ち状態の図?!

2015年5月10日 (日)

感慨...

今日、とある施設でのコンサートの1コマ。ついにこーいう日がきたか!...史上初、息子くんとのデュオ  (^^;

曲は...嫁さんとまだ付き合ってもいない頃に一緒にやってたユニットのために作った曲。演奏しながら、時の流れを感じた瞬間でした。

結果は...俺の方がやらかし過ぎて、後で息子に文句を言われました...(>o<)

Clover


2015年5月 8日 (金)

5 Days Art Challenge : 5th - Last Day

最終日、やっぱりこの話題で〆ようと思います。経典を3つに絞るのは至難なんだけど、レコード → カセット → CD という歴史を辿りつつ。

(1) ガンダーラ/ゴダイゴ(1978年10月1日発売)

10659324_10206818985417748_235811_2小学校の頃はバロック一筋少年。バロック以外に聴くのはカーペンターズのみ! 当時は朝6時前の NHK-FM のバロック番組をエアチェック、それを聴きながら2度寝する感じだった。今でも“好きな作曲家は?”と聞かれればヘンデル即答。次にキダタローかな?(笑) そのバロック少年がポピュラー音楽に目を向ける決定的なきっかけを作ったのがゴダイゴ。いや、厳密にいうと「ガンダーラ」という曲。それもイントロ。この曲がなければ、俺はポピュラー音楽には興味がいかなかったかも知れない。仲の良かったおませな女の子から「バンドやりたいからベースやってよ!」と誘われるも、ギターとベースの違いも明確にはわかってなかった次第。この曲のイントロを聴くと、いまだに当時の情景がくっきりと浮かんでくる...。後年、ゴダイゴのギタリスト浅野さんにお会いしたときは話したいことが多すぎて、何も話さないまま終わってしまいました?!
 ★レコードって音だけじゃなく、ワクワク感とか想い出とか色々なものが追加して記録されるような気がするね。買ってきて針を落とす瞬間の高揚感はCDやDL音源では味わえないです。
 ★ちなみに豊中近辺の方、レコードの入ってる袋が懐かしいでしょ?

(2) 臨月/中島みゆき(1981年3月5日発売)

11209546_10206818986097765_77656123密かにミュージシャンというものに憧れはじめ、作曲だけではなく「歌詞」や「編曲」というものを意識し始めた高校の頃にヘビーローテーションだったカセット。詞・曲・アレンジすべてが体に入ってます?! 特にギタリスト/アレンジャーの安田裕美さんの奏でる「あなたが海をみているうちに」という曲は完全に体に沁みこんでいて、今でも自分にとって1番のリファレンス曲。もちろん現役で iPod に入ってます(笑) 海外含めて好きなギタリストは何人もいるけれど、1つ1つの音に込める安田さんの音の静謐さ・広がりは永遠の憧れです。実際、歌ものを作り始めた頃って、自然と安田さんのパクリようなアレンジばかりでした?! このカセットは夜な夜な親の目を盗んで入り浸っていた一人暮らしの友人の家でかけていたもの。俺があまりにこればかり聴くものだから、彼が引越しのときにくれたんだよね。
 ※自分でも録音できるというのが最大のメリットだったカセット。好きな曲を編集してオリジナルカセットを作るあの手間暇が今の自分の根っこかな?と思います。ちなみに、大切な音源はSONYのDUAD(フェリクロ)、車用には熱に強いAXIAが御用達でした。

(3) Brothers in Arms / Dire Straits(1985年5月13日発売[イギリス])

11253235_10206818989137841_16953251さて、本命登場! 上京して2年間、新聞奨学生をしていた。...と言えば聞こえは良いが、元来、体たらくな俺は寝る場所のあるホームレスのような生活(?)。宿舎の向かいの部屋の奴がブリティッシュロックとキョンキョンをこよなく愛する輩で、いつも自慢のJBLから爆音が流れていた。そんな彼が、俺が音響関係の勉強をしていると聞いて「このバンドはCDという新しい録音方法を研究している音の良いバンドだから聴いた方がいいよ!」と言って渡されたもの。これが Dire Straits のバンマスであった Mark Knopfler との出会い。これがきっかけで Mark Knopfler のライヴを観るためだけにロンドンにまで行くようになってしまった。もちろん、帰国したら報告を兼ねてそいつとは飲みに行く仲。今でも「太ちゃんがブリティッシュに目覚めたのは俺のお蔭でしょ?」と笑われる。そんな彼も今や新聞業界の一翼を担う立派なオッサン、3児の父である。考えたら、2nd Day で書いた雅楽コンサートの熱が冷めやらぬまま「雅楽ってすごいぜ!」と最初に力説した相手は彼だったような気もする?! ちなみに、このCDは後年、同じ釜の飯を食っていた記念として(?)彼がくれたもの。(なんだか、貰ってばっかり...)
 ★ このCDはいわゆる音圧戦争と言われる商業的意図の弊害が大きくなる以前の本当に音が良い録音。仕上がりの音圧が高い方が良いという今の風潮のアホさを教えてくれる、音楽そのものだけではなく色々な意味で最高の1枚です。

■...というわけで、長々と読んでいただいた方々、5日間お疲れ様でした?! 面倒くせぇなぁ...と思いつつ、人・物・音、それぞれの出会いの経緯が整理できて面白うございました。Mark Knopfler の歌う「Get Lucky」、相田みつを風に翻訳すれば「良き出会いを...」。やっぱりこれだね!

※「5 Days Art Challenge」って誰かにバトンを渡すものらしいんですが、そーいうのは好みではないので敢えて指名はしませんが、バトンが欲しい人がいたら遠慮なくお申し出くだされね。

(※Facebookイベントからの転載です)

2015年5月 7日 (木)

5 Days Art Challenge : 4th

謎が謎を呼ぶ、とっておきの秘蔵品を3つ...

(1) 謎の...世界最高の秘儀を持つ男

11167995_10206813833528954_181844_2俺の隣、闇に浮かび上がる謎の男。今回、唯一のヒト。誰だかわかる人はかなりの打楽器通? この写真はダカール(セネガル)での和太鼓グループの公演にディレクターとして同行したときのもの。世界を唸らせる彼の秘儀のすごさはとても文章で書けるものではない。拝謁のお許しを頂いたとき既に御歳80近く。にもかかわらず、現役で世界中を飛び回り、この世のものとは思えぬ圧倒的な演奏と舞踏...そりゃもうあんた「驚愕」の一言。オフィシャルだけでなく、屋敷に招いて頂き奥方(5人いらっしゃいます!)の手料理を馳走になり、直々に楽器御殿まで案内して頂いたのは玄孫の代まで伝えたい素晴らしい思い出である。そう、彼の名は...セネガルの人間国宝、世界的なパーカッショニストの巨匠 Doudou N'Diaye Rose(ドゥードゥー・ンジャイ・ローズ)。下々の者どもよ、参ったか!

(2) 謎の...未確認物体

11207343_10206813833848962_113623_2こちらを見つめる謎の赤い物体。飛騨の山奥で拾った「忍者赤影の仮面」...ではありません! モロボシ・ダンから譲り受けた「ウルトラアイ」でもなければ、ゴキブリを見てパニックに陥り転んで欠けた「ロボコンの部品」でもありませんよ! この謎の物体、とってもウカウカしたアメリカンなデザインの愛嬌ものなのですが、今は諸事情あって全体像をお見せできないのがまことに残念。その全貌が顕わになったとき、それを見た者は先人達の叡智と勇気に開いた口がスグに塞がり、泣く子は騒ぐに違いない!

(3) 謎の...ヴィンテージ快癒

11215131_10206813834328974_173778_2我が家に伝わる謎の快癒器。西宮に住んでいた頃(なので幼稚園くらい)にお爺ちゃんが使っているのを見ていた覚えがある。母親によると嫁いできた頃にはもうあったようで、とすると60年近いということか? 名称は「大字式脊柱調整器」、なんともイカツイ名前。「一家に一器 健康の源泉」と刻まれた文字が太古の記憶を呼び起こす。尋常ならぬ厚み・凹凸であるが故、下に敷いたら効くなんてものじゃなく、まさに拷問。長い間、正しい使い方がわからなかったのだが、近年、ネットでこれの説明書を発見! しかし、その通りに使ってみてもやはり拷問。その拷問に耐えてこそ効果があるのかどうか、いまだに謎...

(※Facebookイベントからの転載です)

2015年5月 6日 (水)

5 Days Art Challenge : 3rd

今日は...やっぱりというか...ギター編。お気に入りを3つ...

(1) Froggy Bottom / H12

11209738_10206809257934567_77653349アメリカのバーモント出身。1番のお気に入り。今年20歳を迎える通称「ケロ」。写真では見えないけれどヘッドのロゴがカエル。昔はこーいうスロテッドの12フレットなんて古臭い感じがして嫌いだったんだけれど、歳とともにこーいうのが好きになっちゃいましたね。ハイエンドギターを使い倒した William Ackerman が今はもうここのしか使っていないことでも品質の高さが伺えます。ただデリケートな分、日本の気候ではちょっと厳しいようで国内ではほとんど見かけないし(以前は輸入代理店があったけどスグ退散)、現役で使えている個体も少ないようです。その意味ではラッキーなのに当たったかも? 師匠 Mark Knopfler が先月リリースしたニューアルバム「Tracker」で Froggy Bottom(のパーラー)を使い始めたという話を聞き、曲を聴きながらニヤニヤしてます?! オールドファッションというか若干チープな見た目に反して、キヨミズどころか通天閣から飛び降りなければならなかった奴です。(笑)

(2) George Lowden / O32c

11041582_10206809258214574_88821401アイルランド出身。William Ackerman や Pierre Bensusan の音が好きで、彼らのギターはどこのもの?...で辿り着いたギター。当時、入手する術がなかったのだが、イシバシ楽器が代理店を始めるという情報をキャッチ。おそらくイシバシの店頭で Lowden を買った最初の5人のうちの1人には入ってると思います?! 1st Day に載せた腕時計の SMITHS と同じく、このギターを買ったことで他のギターはあんまり欲しいと思わなくなりました。こいつももう25歳なんだよね。

(3) Valley Arts / M-SSH

11193434_10206809258534582_1835490420歳過ぎの頃に当時としては大枚をはたいて買ったエレキ。お気付きの方も多いかと思いますが...俺はエレキは弾きません。ではなぜ買ったか? 見た目と“エレキなのに生音が素晴らしく良い!”の2点。用途は夜中の練習・作曲用という勿体ない話。藝大を中心に雅楽や邦楽の人達との付き合いも広がり初めた頃で、当時作った邦楽器向けの曲はほとんどこのギターで作ってました?! 今は息子の部屋に居候中...

★雅楽器もそうなんだけど、俺はいくら音が良かろうが、雰囲気というか“佇まい”に惚れられない楽器はNG。高級感より上質感で選びます。装飾が多いやつも嫌い...

(※Facebookイベントからの転載です)

2015年5月 5日 (火)

5 Days Art Challenge : 2nd

2日目は雅楽関係。レトロな物というより、存在そのものが超レトロな方々を3つ...

(1) 初めての笙

22727_10206805318996096_888618146_2大ぉ~昔、雅楽を習い始めて少しした頃に買った笙。当時はお金もないし勝手もわからない世界。本管(要するにモノホンの楽器)にはとても手が出ず、やっとのことで手に入れたプラ管(手間ヒマかかる部分をプラスチック成型した普及管)← 先生には反対されたけど本管なんて買えないんだもん! 今はもう使うことはないけれど、棚の上に大事に放ったらかしてあります?!(笑)

(2) 重い楽琵琶

10649633_10206805319316104_65373838こちらも手にするまで時間がかかった楽琵琶(雅楽専用の琵琶)。自分のを所有以前は某雅楽師の先生によくお借りしてました。20代後半、懇意にして頂いていた薩摩/筑前琵琶の先生の紹介で茨城にお住いの琵琶職人の方に作って頂いたものです。この琵琶、個体的にマジか?と思うくらい重い。ギターでいうと超弩級のレスポールな感じ。でも不思議と音はテレキャス。要するにシャープで尖がった音です。あんまり登場する機会はないけれど、世界中の楽器の中で最も好きな楽器の1つでもあります。思うところあって、数年前に転手と覆手(ペグとブリッジ)の部分をギター職人の方にカスタマイズして貰いました。

(3) 【宮内庁式部職楽部】特別公演『越天燦響』のプログラム

11233518_10206805319796116_41910319上京して新聞奨学生をしていた頃、何気に「ぴあ(当時は雑誌)」を見ていて目に留まった公演。超赤貧生活の頃にどうやってチケット代を捻出したのか不明なんだけど、「行きたい」のではなく「行かねばならん!」的な勢いで行ったコンサート。初めて見る(聴く)雅楽の衝撃たるや、ストーンズやクラプトンを初めて生で見た時の比ではなかった。その後、一気にそっちの世界へ飛び込んでしまいました。宮内庁楽部の外部コンサートは当時は珍しく、今になって同世代の雅楽奏者でこのコンサートに行っていたという人が少なからず居たりしてびっくり。色々な意味で最大の分岐点になった出来事の証となるプログラムなのです。もう30年近く前の話ですな…

(※Facebookイベントからの転載です)

2015年5月 4日 (月)

5 Days Art Challenge : 1st

なんか良く分かってないのだが「5 Days Art Challenge」なるもののバトンを渡された。誰かにバトンを渡す気はないのだが、受けたからにはなにがしか...ということで。えーっと、俺は視覚に関するアートの素養は持ち合わせていないので...愛用してるレトロなものでも載せようかと思います。

初日は日用品を3つ...

(1) SMITHS の腕時計(1947年 イギリス製)

11165146_10206798847274307_539550331947年もののアンティーク腕時計。男はほとんどそうだが、俺も腕時計好き。色んな腕時計を買ってはいたけど、こいつをゲットして打ち止めになった。なぜなら、これより惚れそうな腕時計はもうないから。SMITHS といえばロールスロイスの計器を作っていたメーカーとして有名だが、腕時計が商用生産されるはしりとなったブランドの1つでもある。SMITHS の時計はそれなりに玉数はあるのだが、こいつのデザインはちょっと特殊で、当時 SMITHS はフランスのハイエンドブランド HERMES の時計を作っていた。で、この時計は HERMES 向けのデザインなのに SMITHS のロゴが入っている珍しいもの(らしい...)。おそらくプロトか身内向けのものだったのかも知れないね。機械式手巻きなので、毎日ネジネジしてやらないと1日でご臨終してしまうのが可愛いところ。数年前に吉祥寺のアンティーク時計の専門店( http://www.antique-pastime.com )でオーバーホールしてもらったのだが、なんと、今でも日差10秒前後で動いてます(この店、いろいろとすごい技術力です)。防水もなにもないので毎日つけてはいないけど、ライヴの時は100%つけてますよん(除く、雅楽)。

(2) 革の小銭入れ

11205988_10206798847514313_419731_2かなり前に頂いたもの。ぶっちゃけ、小銭入れとしては使いにくいのだが、すっかり馴染んでしまっている。一時期、楽器用の小物入れに格下げになっていたのだが、みごと復活。全体を包む皮紐は何度も切れているのだが、俺にしては珍しくなおしては使い続けている。今は革紐やめて綿紐にしたのだが、これが正解。使いやすくなった。鬼籍に入るときには、これに六文銭を入れてもらおうかと思っている。

(3) ケロちゃん

17092_10206798848074327_854270718_2ご存じコルゲンコーワのキャラクター。お気付きの方も多いかもだけど、楽器ケースやらカバンやら俺の持ち物にはこいつがぶら下がっている。カエルが好きなわけでもないのだけれど、なぜか気に入っていて、結構な数の在庫を確保してある(笑) これを「ケロヨン」と呼ぶ人がいるが、ケロヨンは「カエルのぼうけん」というお話に出てくるキャラクターでまったくの別物です。

(※Facebookイベントからの転載です)

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